エアコンが突然聞かなくなり全く冷えないという症状が出た場合、エアコン修理が必要になるのでしょうか。
この場合、原因によっては自分で簡単に修理することもできますし、業者へ依頼して修理してもらわなければいけなくなることもあります。
エアコンが冷えないときの原因や解決法について詳しく説明します。
また、事前に冷えないという状態にならないように予防措置をすることもできます。

エアコンが冷えない原因

エアコンが冷えない原因

すぐに確認して対処することができるケースを紹介していきます。
エアコンを長持ちさせるために日ごろから意識しておきたいポイントがいくつかあるので、気を付けてチェックしましょう。
エアコンが冷えない原因を見てみましょう。

◇室外機の周辺環境に問題がある

エアコンの室外機には、室内の暑い空気を外に排出する役目があります。
室外機が汚れていたり、周りに物が置かれてると、暑い空気が十分に排出できずに室内に逆流してしまうことがあり、冷房機能が損なわれることになってしまいます。
また、室外機を直射日光にあたる場所に設置していると温度が高くなるため、熱を放出するという本来の働きができなくなり、熱がこもった状態になってしまいます。
この状況では、本体と空気を冷やすのに余計なエネルギーを使ってしまうので、多くの電力量を必要となり電気料金も高くなります。

◇エアコン内部に埃や汚れが溜まっている

良くありがちなのが、エアコン内部に埃が詰まっていたり、汚れが付着したりしているときにおこる現象です。
エアコンには埃やゴミなどを吸着するフィルターがついていて、使用していく内にフィルターにどんどん汚れが溜まります。
たくさんの埃や汚れがついたまま稼働すると、エアコン内部からの冷風がシャットアウトされてしまうので、室内には生ぬるい風が噴き出されてしまいます。
さらに、埃や汚れを放置しておくと、カビや雑菌が繁殖してしまう原因にもなるので、機能だけではなく身体のことを考えてもこまめに取り除くようにしましょう。
最近のエアコンは、自動のフィルター掃除機能が付いているものもありますが、その場合でも手動の掃除が全く必要ないというわけではありません。
自動では掃除しきれない埃や汚れがフィルターには残っている場合もあるので、定期的な確認と掃除は必要です。

冷えないエアコンの確認方法

 冷えないエアコンの確認方法

冷媒ガスが大量に漏れている場合は、上記のような目に見える違いがありますし、完全にガスが抜けきると、エアコン自体が動かなくなる可能性もあります。
そういう面ではわかりやすく修理するタイミングもわかります。
しかし、少しずつガス漏れしている場合、エアコンの効きが悪いという事ではガス漏れしているかどうか判断つきません。
エアコンの効きが悪く、ガス漏れ嘉元考えられる場合は、次の方法でガスの状態を確認してみましょう。

◇ガス漏れ検知器を使用する

どのくらいガスが漏れているかを確実に確認するには、機械式のガス漏れ検知器があるので、それを使うといいでしょう。
エアコン用の冷媒ガスのガス漏れ検知器が、ホームセンターやネットショップなどで購入でき、素人にも簡単に扱えます。
価格も2,000円から3,000円程度と手ごろで、何度も使えるので各部屋のエアコンを調べたり、引っ越し先で使用することもできて便利です。
自分で修理したりガスを補填したりする場合は、どこでガス漏れを起こしているかわからないと作業ができませんので、エアコンの効きの悪いのが気になっている人は、ガス漏れ検知器を購入することをおすすめします。

◇洗剤やスプレー式のガス漏れ検知材を使用する

ガス漏れ検知器を使わずに簡単にガス漏れしているかどうかだけ知るには、洗剤を薄めたものやスプレー式のガス漏れ検知剤が便利です。
スプレー式のガス漏れ検知剤とは、配管などの気になる部分にスプレーを吹き付けると、ガス漏れしていた場合にスプレーした液体がブクブクと発砲してくるので、気体が漏れているかどうかが簡単にわかるというしくみです。
こちらも、ホームセンターや通販で1,000円台で購入でき、1回だけではなくスプレーの中身がなくなるまで何度も使用できます。
また、同じような効果を得るのに日ごろ使っている洗剤でも可能で、食器用の液体洗剤などを水で薄めて、配管に塗り付ければ漏れているガスによって泡が発生するので、漏れているかどうか判断できます。

ただ、こちらの方法ではある程度の量のガスが漏れていないとわからないので、ごく微量のガス漏れの場合は、機械式のガス漏れ検知器でなければ見つけられません。

◇温度差で冷媒ガスの量を確認する

センサー付きのデジタル温度計を使えば、エアコンの吸い込み口と吐き出し口の箇所ごとの温度を簡単に測れます。
その温度差が小さいほど、冷房や暖房の効きが悪いということで、エアコン内の冷媒ガスの量が少なくなっていることになります。

たとえば、エアコンの吸い込み口と吐き出し口の温度差が13度以上の場合、冷媒ガスはきちんと充てんされているということで、冷房も効いているのがわかりますが、温度差が8度程度なら冷媒ガスの量が50%くらいしかなく、さらに少なく2度以内の場合は25%以下しかないと言えます。
体感で冷房が効きにくいのなら、センサー付きの温度計を買って数値として出してみれば、どれほど効きが悪いのかすぐにわかり、修理が必要かどうかという判断を下すことができます。
センサー付きの温度計も、ホームセンターなどで1,000円くらいで購入できるので、一家に1つあると重宝します。

冷えないエアコンの解決法

冷えないエアコンの解決法

エアコンが冷えない原因にはいくつか考えられます。
解決法として、自分で解決できる方法と業者へ依頼しなければ解決できない方法があります。
それぞれの解決法を詳しく紹介します。

◇フィルターについた埃や汚れを取り除く

埃や汚れによってエアコンの冷房機能が妨げられている場合、解決方法は非常に簡単で、掃除をして埃や汚れを取り除くだけで十分に効果が上がります。
特に汚れやすいフィルターは、日ごろからこまめに掃除をしてきれいな状態にしておきましょう。
普段の掃除ではエアコン用の洗浄スプレーを利用すればほとんど汚れは取り除けますが、定期的にフィルターを取り外して丸洗いするのが一番です。
フィルターを本体から取り外したら、まずは掃除機で埃を取り除いてください。
掃除するときはフィルターの表側に掃除機のノズルをあてて、隅々まで丁寧に吸い取ると効率的です。
その後、中性洗剤をつけた柔らかいブラシやスポンジで汚れをこすり落とします。
このとき、フィルターが破けないよう、優しく丁寧にこすり洗うのがポイントです。
汚れがひどい場合は、重曹を溶かしたぬるま湯にフィルターをしばらくつけておくとよく落ちます。
最後は、フィルターの裏側からシャワーで水をあてて、洗剤や汚れを洗い流してください。
洗浄後はしっかり乾かさないと、生乾きの状態でエアコンに装着すると本体の故障やカビが発生する原因となってしまうので、水をよく切って完全に乾くまで陰干しします。

◇ファンやフィンの汚れを拭き取る

送風機能を持つファンや、冷却機能のフィン(熱交換器)は取り外しができないため、エアコン本体の電源を切った状態で掃除します。
中性洗剤を含ませた布でフィンやファンを拭いた後、水で濡らした布で拭き取ります。
それぞれ専用の洗浄スプレーもホームセンターなどに市販されているので、細かい箇所の掃除をするときに使うと便利です。
埃や汚れを取っても冷房の効きが改善しない場合は、エアコン奥深くの内部や配管内に埃や汚れが溜まっている可能性があります。
今場所は自力で掃除ができない範囲になるので、業者などプロにクリーニングを依頼しましょう。

◇室外機の掃除をして周りに物を置かない

室外機が原因の場合も、自力で簡単に解決できます。
まずは室外機の周りに置いているものを室外機の邪魔にならないように片付けて、空気の排出を妨げているものを取り除きます。
植物の鉢やバケツやホースなどの道具類、子どもの三輪車など、ベランダにはいろいろと荷物を置きがちなので注意してください。
わざと排出口をふさいでいるつもりはなくても、思わぬものが邪魔していて排気を妨害していることはあります。
周囲が片付いたら、室外機の掃除を行います。
室外機は丈夫にできているので外側は水に濡らした雑巾で拭いたり、上から水をかけたりして汚れを洗い流します。
水をかけるのは、室外機本体の温度を下げるためにも有効ですが、必ず真上からかけるようにしてください。
内部に絶対に水がはいらないように注意して行いましょう。
また、室外機の吸い込み口には泥や落ち葉などが詰まっていることが多いので、歯ブラシなどを使ってきれいに取り除きます。
室外機が直射日光にさらされている場合は、室外機の位置を日陰に移動したり、移動できない場合はすだれやグリーンカーテンをかけたりして日よけ対策をしましょう。

◇エアコン設置の際の工事ミスは取り付けた業者に依頼

最近、新しくつけたばかりなのにエアコンの効きが悪いという場合は、エアコンを取り付けた際の工事ミスがほとんどです。
特に、引っ越しによって取り付けたエアコンが以前の家では問題なく使えていた場合や、新しいエアコンで取り付けてから1年以内の場合は取り付けミスが原因でしょう。
エアコンの取り付けには、配管を接続する際に、決められたトルクで締め付ける必要がありますが、このトルク管理をしっかりしていないと、ナット部分がゆるんでガス漏れがしやすくなってしまいます。
エアコンの取り付けは、経験・知識が豊富な職人さんがおこなっていると考えがちですが、家電量販店や引っ越し業者に引っ越しやエアコン購入のオプションでやってもらうことも多くあるので、専門知識のない人が作業にあたることも少なくないのです。
もちろん、マニュアルなどがあり手順通りにきちんとやればそうそう不備はないはずですが、専門ではない経験が浅い人の場合は底までの正確性は求められません。

もし、取り付けてそれほど時間が経っていないのに接続部分からガス漏れがある場合は、取り付けてもらった業者に連絡して点検してもらってください。
その際、保証期間であれば点検や修理が無料になるので、契約時の保証内容を確認してから問い合わせしてください。
さらに安全策をとるのであれば、取り付け時にどういった保証があるか確認してから契約してください。
もし、取り付けによるミスが判明して、保証や契約の内容でもめるようなら、国民生活センターなどに相談してみてください。

最善の解決法!

最善の解決法!

エアコンが冷えない原因の多くはガス漏れです。
ガス漏れが発生すると冷房時は全く冷えなくなります。
その時にガスの補充をすればすぐ冷えるようになりますが、自分でガスの補充をしても大丈夫なのでしょうか。
安全にガスの補充をするためにはどうすればよいのかを詳しく見てみましょう。

◇自分でガスを充てんするのは危険

ガス漏れしている箇所がわかったら、自分でガスを充てんさせれば安く済むと考える人は多いでしょう。
確かに、自分でガスを補充することは可能です。
しかし、ガスは素人がすると爆発する危険性もあるし、配管内部を真空にしたりといった専門的で難しい作業も必要になるため、それ用の専用の器具をそろえないといけません。
冷媒ガスも自分で手配しなければならないので、決して安上がりとは言えません。
何より危険ですので自分でガスを充てんするのはおすすめできません。
自分で行うのは確認するまでで、修理についてはプロの業者にまかせましょう。

◇業者に依頼するのが安全で安心!

ガス漏れしているのがわかっても、なぜガス漏れしているのか原因がわからない場合や、ガス漏れしているかどうか判別できないがエアコンの効きが悪いという場合は、エアコン専門の業者に点検や修理を依頼する方が安全・安心です。

専門業者なら、ガス検知器や温度計などの機器も用意してあるし、エアコン内部の冷媒ガスの量もしっかり計測してもらうえます。
エアコンの効きが悪い理由がほかにある可能性もありますし、ガス漏れしているのなら確実にその場で修理をしてもらえるので、エアコンも正常動作するようになるはずです。
専門業者にエアコンの点検を依頼する場合の作業費用は3,000円前後ですが、出張費がかかる場合もあります。
さらに修理をしてもらうとなると部品を交換する必要が出るため、その部品によっても料金が変わりますが、だいたい1万円から5万円程度かかります。
修理を依頼する場合には、必ず点検してもらって先に見積もりを取ってもらい、修理にいくらくらいかかるか把握してから決めましょう。
場合によっては、エアコンを新しく購入したほうが安いこともあるので、修理費があまりに高額になるようなら、買い替えたほうがいいかもしれません。

エアコンが突然冷えない!エアコンの修理が必要なの?まとめ

まとめ

ここまで、エアコンが冷えないときの原因や解決法について詳しく説明してきました。
突然エアコンが冷えなくなったときに慌てずに対処できるように、こちらの情報をよく読んで知識を身につけておきましょう。
そうすることで、万が一エアコンに異常が発生した時に冷静に対応できます。

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