エアコンを長年使っていると故障することはあります。
故障した時にどのくらいの修理費用が必要なのかを知ってから修理するべきか交換するべきかを決めましょう。
修理費用の見積もりを業者に出してもらって、あまりにも高い場合は、交換することも考えましょう。
費用対効果を考えた修理か交換をすることが重要です。
実際にエアコンの故障が起きる原因について屋予防策を詳しく説明します。
目次
エアコンでよく起きる故障は
エアコンの故障の原因の中で一番多いのは水漏れです。
エアコンからいきなり水が漏れ出した際に考えられる原因と対策について紹介します。
◇ドレンホースの詰まりが原因
エアコンの水漏れの原因は、内部の故障、ドレンホースの詰まり、その他の3つに分けられます。
その中でも特に多いのはドレンホースに詰まりなどの問題があるケースだと言われています。
比較的細く詰まりやすい形状のドレンホースには、エアコンの内部に発生する水を外に排出する役割があります。
ホースの穴から枯れ葉などのゴミ、虫などが侵入して詰まってしまうと排出されるはずの水が逆流し、エアコンから水が漏れ出します。
これがエアコンでよくあるトラブルです。
◇エアコン(室内機)から水漏れしている場合の対策
ドレンホースの詰まりが水漏れの原因のときは、詰まりを解消すれば解決します。
掃除機もしくはドレンホースクリーナーを使用するとよいでしょう。
掃除機を使用する場合
最初に割りばしなどでエアコンの入り口付近のゴミなどを取り除きます。
排出口にガーゼを巻き付け、輪ゴムでしっかりと固定します。
ドレンホースを手に持ち、ガーゼを巻き付けた部分に掃除機の吸い取り口をあてがいます。
掃除機で2秒程度吸い込み、すぐに排出口から離します。
ガーゼを外してから排出口を地面に向けて水を出します。
この手順を何度か繰り返せば詰まりを解消することができます。
掃除機を使ときは、水を吸い込むと掃除機が壊れる可能性があるので、水を吸わないように注意しましょう。
ドレンホースクリーナーを使用する場合
初めにドレンホースに差し込みます。
差し込んだ状態のまま、レバーを引いてから吸引します。
ドレンホースクリーナーはホームセンターなどで販売されているので簡単に購入できます。
また、水が入っても故障することはないので、掃除機の故障が心配な方はドレンホースクリーナーを使用してみてください。
エアコンの水漏れ予防策
エアコン音水漏れは故障の原因となります。
できるだけ水漏れをしないようにするための、水漏れ対策を行いましょう。
予防法を紹介しますのでよく理解してください。
◇エアコンのフィルター汚れを除去
エアコンのフィルターが汚れていると結露が発生しやすくなります。
その結露が原因で水濡れ発生することがあります。
エアコンを使う時期になるとフィルターに汚れがつきやすく、定期的な清掃が必要になります。
週に1回などといった定期的な掃除がおすすめですが、エアコンを使わない時期にプロのエアコンクリーニングに依頼する方法もあります。
エアコンクリーニングの費用はかかりますが、エアコン全体の汚れがきれいになるので検討してみてください。
◇ドレンキャップをエアコンのホースにつける
水漏れの主な原因であるドレンのつまりを、水漏れを予防する方法として定期的に詰まりを除去するのもです。
しかし、簡単に定期的に除去するといっても手間がかかります。
そこでおすすめなのが、エアコンホースの先端にドレンキャップをつけるという予防策です。
ドレンキャップはエアコンホースにホコリやゴミが入ることを予防してくれるため、掃除の手間が省けます。
どれんキャップはホームセンターやネットショップでも数百円程度で購入することができます。
◇設定温度を高くする
エアコンの設定温度を低くすると、温度を調整しているフィンの温度が低くなるため結露が発生しやすくなります。
この結露が原因でエアコンが水漏れするため、結露が発生させないための予防策が必要になります。
冷房を使用するときは、設定温度を若干高めのプラス1~2℃にすることを心がけることで結露が防げます。
設定温度を上げると暑く感じますが、扇風機やサーキュレーターを併用すれば、室内の空気が動き体感温度を下げられます。
エアコンの修理費用は?
エアコンの水漏れが発生した場合、場合によっては修理しなければいけなくなります。
その時に、賃貸住宅に住んでいるケースでエアコンの設置者が誰で、修理費用の負担は誰がするのでしょうか。
その辺を詳しく見ていきます。
◇入居者側が負担する場合
入居者が設置したエアコンは入居者自身が所有するエアコンであるため、修理は全て入居者負担になります。
前入居者が退去時に残していったエアコンがある場合でも、入居者は自由に使うことができますが、修理は入居者負担になります。
◇大家側が負担する場合
賃貸住宅には、家具や家電を大家さんが事前に設置しているケースがあります。
このようなケースでは、使用できる状況であることが原則です。
そのため、老朽化による故障や退去時のクリーニングを大家さんが行わなかったことが原因による水漏れの修理などは大家側の負担になります。
入居者負担になるケースでも前入居者の残していったエアコンの場合は、入居者が負担するのではなく大家さんが負担してくれる可能性もあるので、賃貸借契約書に記載されている修繕についての項目を一度確認しましょう。
業務用エアコンの修理
業務用エアコンについて見てみましょう。
故障した業務用エアコンの修理費用や交換工事等がテーマとなります。
コンプレッサーと呼ばれるエアコンの動力部にあたるパーツの故障が起きることがあります。
このパーツが故障した場合、修理費用を払ってパーツだけの交換をする場合と、エアコンの本体そのものを新しいものと交換する場合と、どちらが現実的なのかについて工事例を通して考えてみたいと思います。
◇業務用エアコンのコンプレッサーが故障!修理よりも交換した方が費用は安い?
故障した既存のエアコンを撤去し、新品のD社製「SZYC224CCD」の天井カセット4方向を設置できました。
これはラウンドフロータイプと呼ばれるものです。
このラウンドフローの形状によって、暖房で暖められた空気や、冷房で冷やされた空気が均一に無駄なくお部屋へばら撒かれるようになるので、快適な空間を維持できます。
これで室外機の交換作業も完了です。
室外機が"横並び"になっていて故障してしまった既存の室外機です。
また、機器が2段重ねに積み上げられた新しく設置した室外機があります。
◇天井エアコン(業務用)のコンプレッサーが故障!修理費用の方が高い?
コンプレッサーの故障に関しては、修理した場合、「何十万円も修理代が掛かります」となっていることがあります。
一般に、30万円でも何十万といいますし、50万前後くらいでも何十万というものです。
そのため、当該サイトでの”何十万”の表記が具体的にどの程度の金額か分かりかねます。
ただ、既設の隠ぺい配管の再利用ができるので、機器の取り外し・取付け工事だけで済み、電気工事や新たな配管工事を必要としないような簡単な業務用エアコンの交換工事であれば、修理と交換工事の費用に大きな違いはないと言えるでしょう。
このように考えると、確かに修理はどちらかといえば割高といえるかもしれません。
業務用エアコンは一般家庭とは違う特殊なエアコンです。
その分、パーツ交換や修理が高くても不思議ではありません。
ですので、コンプレッサー等のパーツが故障した場合は新しいエアコンと交換したほうがいいかもしれません。
エアコンの故障!修理費用は高いの?まとめ
エアコンの故障に対して修理するべきか新しいエアコンを購入するべきかなど迷うところです。
その判断材料として、エアコンの故障原因や修理費用の目安などを詳しく紹介してきました。
今回は家庭用だけではなく業務用エアコンについても修理の事例を紹介してきました。
今後エアコンが故障した時に役立ててください。