エアコンの寿命というのがあるのをご存じですか?エアコンに何らかのトラブルが発生した時に修理すべきか、買い替えるべきかを選択するときに、何を基準に考えればよいのでしょうか。
エアコンの買い替え時期は何時なのか、いつまで修理をすればいいのかなど、状況に合わせた対応をしなければいけません。
費用や年式などを考えて修理するのか買い替えるのかを総合的に判断する必要があります。
今から詳しく紹介します。

エアコンの買い替えのタイミング

エアコンの買い替えのタイミング

音や風の状態など、エアコンに違和感を感じる瞬間はあっても、高価なものだけに、まだ大丈夫だろうとそのまま使い続けることが多いです。
その結果、ある日突然動かなくなるという事態に陥ってしまうのだが、そうなるまで動けないのが人間の悲しい性ではないでしょうか。
ただ、エアコンの買い替えは、他の家電と比べてスパンが長いのが特徴です。
内閣府経済社会総合研究所公表の消費動向調査によると、エアコンを買い替えるまでの平均使用年数は13.6年となっています。
買い替えの理由として、65.2パーセントがエアコンの故障によるものです。
13年ともなればかなりの長い年月になります。
子供が生まれてから中学生になるまでと考えると、かなり気の遠くなる話に感じますが、意外とあっという間にその時は訪れます。
人はなぜ完全に壊れないと買い替えできないのかというと、そもそもいつ購入したか自体を忘れてしまっている場合が多いようです。
13年も経てば記憶は薄れて、表示の年月日も色あせてしまっています。
その結果、異常が出るまで気づかないのが現状ではないでしょうか。
しかし、こうなるまで放置しておくには、これからの猛暑日は危険行為に等しいと思われます。

◇買い替えるか迷ったら保証期間を確認!

エアコンにはメーカーが定めた最低保有期間が存在します。
これは、修理に必要な性能部品を保管しておく期間のことです。
各メーカーによってその保有期間は異なるため、どのメーカーのエアコンかも把握しておかなければいけません。
つまり、最低保有期間を過ぎてしまった後に、エアコンが故障した場合は部品がないので修理できないため、自動的に買い替えとなってしまいます。
そのため、買い替えのタイミングは参考までにしておいて、重視しなければならないのは使っているエアコンのメーカーと最低保有期間です。
ただ、エアコンの部品ではなく、本体そのものの保証は大体1年ほどで終わってしまいます、そのためにも、役割を果たす冷媒回路部分の保証が何年あるのかも確認しておきましょう。
保証期間を過ぎていた場合、修理の方が高くつくこともあります。
買い替えか修理かで迷った場合は、最低保有期間と保証期間を照らし合わせて考えましょう。

エアコンから出る買い替えのサインと時期

エアコンから出る買い替えのサインと時期

エアコンの修理が必要になっても、部品代が高くなり購入した方が良いといわれるエアコンの場合もあります。

◇エアコンから出る買い替えのサイン

エアコンは、買い替えの時期が近づいてくるとなにかしらのサインを出してきます。
このサインを知っていれば、いち早く異常に気づき、壊れる前に対処できます。
主な異常として考えられるのは、変な音がしたり、風が臭ったり、設定している温度で風が送られてこないことです。
室内機から水が漏れるのも異常な証拠ではないでしょうか。
こういった場合は、フィルターが汚れていることが大きな原因となっていることがほとんどです。
日々の掃除を怠っていると、こういった異常がでてきます。
メンテナンスをしているにもかかわらず、こういった異常がでてきた場合は、修理の可能性がでてきます。
保証期間などを考えた上で、業者に依頼するか、家電量販店に走るか選びましょう。

◇エアコンの買い替えの時期

エアコンの安い時期というのは、決算期と中間決算期です。
家電量販店によってはこの時期がずれることもあるが、年2回は安くなる時期がくると考えておいてください。
Y社、K社、A社、E社は決算期が3月で中間決算が9月となっています。
B社では、決算期は8月で中間決算は2月になるので覚えておくとよいでしょう。
この時期は、最新モデルが値下げ価格でできる最大のチャンスです。
ただ、この2回だけでなく、安くなるチャンスがやってくることがあります。
それが、サラリーマンなどが一番潤う年始年末やボーナス時期です。
店舗によっては、月末の日曜日に値下げをする業者もあります。
これは、月の売り上げを少しでも伸ばすためのテコ入れと考えられます。
売り上げ目標を達成したい店員が頑張るこのタイミングを狙って、エアコン購入時は値下げ交渉をしてみるのもいいでしょう。

イレギュラーとしては、閉店セールもチャンスです。
そして、朗報なことに、エアコンは夏が一番安くなるケースがあります。
メーカーにこだわらず、型落ちでも部屋が涼しくなれば良いのであれば、安くゲットできる可機会はグッと増えてきます。
家電量販店の多くは、6月からエアコンを大量に仕入れ始めるのが一般的です。
在庫を抱えたくないために、8月に入ると値下げを行うところが多いのはこの在庫を抱えたくないという要因から起きています。
アパレル業界と同じで、家電量販店も季節を先取りしていることを覚えておこう。
そうすれば、うだるような真夏にエアコンが壊れても、冷静に対処できる。
もし、すぐには必要ない場合には、9月に入るまで待って時から購入しましょう。
この時期になると、メーカーを好きに選ぶことができます。
もちろん、機能性を重視して選ぶこともできる。
この理由として、新商品の発売が関係しています。
多くのメーカーは10月に新商品を販売し始めるのです。
このため、それまでの商品が全て型落ちとなってしまう。
家電量販店は売れ残りをおそれて、新商品が出る1ヶ月前には在庫をさばこうとするのだ。
最新にこだわらないのであれば、1つ前の新商品をゲットしよう。

古いエアコンと買い替え時期

古いエアコンと買い替え時期

エアコンにトラブルが発生した場合は、10年を境に修理をするのか買い替えが良いのかを決めましょう。

◇長生きエアコンは電気代がかかる

13年が買い替えタイミングなら、まだ大丈夫だと安心するのはちょっと待ってください。
なぜなら、最新のエアコンほど節電機能が充実しているかです。
修理や買い替えでお金が掛かるのを避けようと、1日でも長く今のエアコンを使おうと考えているのなら、電気代を見直してみてください。

15年前と現在のエアコンでは、消費電力がまったく違うため、電気代も相当変わってきます。
古いエアコンと最新のエアコンの電気代を年間で計算してみると、約3万円の差があります。
月換算で約3,000円となれば、2人暮らしなら1週間分の食費が賄える金額ではないでしょうか。
この差を知っていれば、完全に壊れるまで使い続けないでさっさと買い替えた方がよいことがわかるはずです。
また、新型になれば自分でフィルター掃除を行うタイプもあり、掃除に時間を取られたり、修理でお金をとられることも減ります。
ただ部屋の温度をコントロールするだけでなく、必要な部分だけ温度を変える技術も備わっています。
こうした最新技術の恩恵をいち早く知ってから行動した人が得をすることになります。
安くなるタイミングで買い替えた方が、金銭面でも健康面でも得なのです。

◇エアコンは必要な時期にこそ安くなる

エアコンの安い時期と買い時を知っておくと、繁忙期にエアコンが壊れてもあわてる必要はありません。
冷たい風が身に染みる2~3月、どうにも暑くてたまらない7月~8月といえば一番エアコンが活躍する時期です。
実はこの時期と安い時期がかぶっているとは、この記事を読むまでは想像できなかったはずだ。
買い替えのタイミングも大事だが、日々のエアコンの様子をしっかり見ていて、定期的なメンテナンスも行っておきましょう。
エアコンについては、たとえ資金の貯えがなくても、知識を身に着けておけばある程度対処ができます。
ただし、それにも限界はあります。
需要がある季節には市場も動くのでラインナップも豊富になります。
高価な買い物だからこそ、上手に買い替えのタイミングを見計らいたいものです。

エアコンの買い替えと修理どっちがお得

エアコンの買い替えと修理どっちがお得

エアコンでトラブルが発生したとき、解決策として考えるが買い替えと修理のふたつではないでしょうか。
どちらの方法が適しているかは、エアコンのトラブルの状況にもよるため、すぐに判断するのは難しいでしょう。
しかし、エアコンの無料保証期間や修理する場合の作業内容や費用など、決め手となるポイントに注目すると判断しやすくなります。
また、修理するのではなく買い替えることで多くのメリットが得られることもあります。
さまざまな面を見て、総合的に判断しましょう。

◇修理か、買い替えか?見極めは保証期間

保有期間
各メーカーによって、保有期間というものが定められています。
保有期間というのは、各製品に適した使用限度のことです。
保有期間内であれば部品もあるので修理することが可能ですが、保有期間が過ぎると修理対応ができないことが多く、買い替えが必要になります。
ちなみに、保有期間は10年前後の場合が多いです。

保証期間
エアコンには他の家電同様に、保証がついている場合がほとんどです。
エアコンを購入してからどれくらいの年数が経っているか、保証期間内なのかを調べてみてください。
保証期間内であればお得に修理することができますが、保証期間外になると、修理費用は全額自腹となるため、新しいものに買い替えた方が費用を抑えられる場合もあります。
エアコン自体の保証期間は約1年と短いですが、内蔵されている重要な部品は数年間保証されていることもあります。
故障しているのがどの部品なのかを知ることも大切です。

◇修理内容にも注目

ふたつ目のポイントは修理内容です。
修理が必要な部品や故障の程度や部品によっては、修理費用が非常に高くなるケースがあります。
たとえば、空気中の熱を調節するのに欠かせないコンプレッサーに異常が発生して修理しなければいけなくなった場合、修理代は高くつくため、エアコン自体を買い替えた方がお得になる場合があります。
ガス漏れの場合も修理よりも買い替えの方が低料金で済みやすいトラブルです。
このように、修理内容によって費用金額に差が出てくるので、修理と買い替えを検討するときには、原因箇所の特定と修理費用の見積りが重要です。

◇修理で改善可能なケース

修理をするだけで比較的簡単に故障が直る場合もあります。
エアコンから異臭がする・エアコンから水漏れしているなどの症状が見られるときには、室内機や配管に異常があります。
ゴミやホコリ、カビなどの掃除やフィルターの交換、ちょっとした修理で直すことができる可能性が高いです。
買い替えるよりは修理する方が安く済ませることができるでしょう。
逆に、ガス漏れや熱交換器の故障など、症状によっては修理費用が非常に高額になることがあるので、自分のケースではどちらがお得なのか、比較して検討してみましょう。

◇エアコンを買い換えるメリットは

体に優しい
身体への悪影響を軽減させられます。
エアコン内部に結露ができてカビが発生してしまうと、いくら掃除をしても完璧にカビを撃退するのはできなくなります。
放っておくと喘息やカビアレルギーの人にはつらい環境ですが、エアコンを買い替えれば部屋からカビを一掃することができるのです。
また、アレルギーを引き起こしにくいように機能を向上させた新モデルも販売されているので、体に優しいエアコンに取り替えるのもおすすめです。

修理費用よりも結果的に安い
先ほどもお伝えしましたが、故障個所によっては修理費用がかなり高額になってしまいます。
コンプレッサーや熱交換器、ガス漏れの修理には、十数万円かかるのが一般的です。
修理か買い替えか決めかねるときは、エアコン業者に修理の見積りを出してもらい、新しいエアコンの金額+設置費用と修理費用の差はどうなのかを比較してみるとよいでしょう。

電気代を安くする
エアコンは新型であるほど省エネ効果が高まっています。
新しくエアコンを買い替えたら電気代が格段に安くなった!ということがあります。
実際に消費電力を比較してみると、15年前のモデルは約1000Wなのに対し、10年前は750W、最新のモデルは600Wと、格段に必要な電力が減っています。
年間の電気代が数万円安くなることもあるようです。
古いモデルを使用している場合には、とくに買い替えでお得感を感じることができるでしょう。

エアコンのトラブル発生修理すべき?それとも買い替え時期?まとめ

まとめ

エアコンのトラブル対応は修理を前提に考えるのが一般的ですが、今回エアコンの購入時期や修理費用などを考えると買い替えた方が安いという事もあります。
そのためにもどのような対応が良いのかは、エアコンの購入時期などを踏まえて判断する必要があります。
そのためには非常に有効な情報を提供しています。

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