エアコンは使っている場所や環境によって不具合が発生することがあります。
特にマンションなどは気密性が高く水漏れが発生してエアコンが故障してしまい修理をしなければいけなくなります。
エアコン修理をするのには業者へ依頼するのが一番ですが、業者選びには注意が必要です。
悪質業者に騙されないように業者の選び方についても詳しく説明します。
目次
エアコンが水漏れする主な原因6つ
エアコンの水漏れにはいくつか原因が考えられます。
今回、その中でも代表的な水漏れ原因を6つ紹介します。
◇ドレンホースにゴミが詰まって水漏れ
エアコンが水漏れする原因の半数は、ドレンホースのトラブルだと考えられます。
特に、ドレンホースにゴミが詰まっているケースが多々あります。
ドレンホースはエアコン内部で発生した水を外に排出するための部品であり、壁の穴を通り、屋外にある室外機と室内に設置されているエアコンをつないでいます。
エアコン内部に蓄積したゴミやホコリが水とともに排出される際に、ドレンホースに詰まってしまうことが原因で水漏れを起こすことが多いです。
屋外で詰まるゴミはホコリや害虫が多く、ドレンホースは性質上、室内と室外の両方からゴミが入り込み蓄積しやすいので、エアコンの水漏れにつながる可能性が非常に高いといえます。
◇ドレンホースの先が水に浸かっている
エアコンの水漏れの原因を確認したい場合は、まずは、屋外にあるドレンホースの先端をチェックしましょう。
ドレンホースの先が、水に浸かっていないかどうかを確認しなければいけません。
水を溜めたバケツや水溜まりにドレンホースの先が浸かっている場合、外に水を排出できなくなっています。
ドレンホースの先が水に浸かってしまっていると、室内にあるエアコンの水漏れの原因になるので注意しなければいけません。
エアコン内部で発生する水を確実に排出するために、ドレンホースは水に浸からないように常に意識しなければいけません。
◇ドレンホースに水が入っている
ドレンホースの内部に水が入っていると、エアコン内部で発生した水を排出で着ないため、水抜きができない状態です。
ドレンホースが波状であったり先端が下ではなく上向きになっていたりすると、水がドレンホースの内部に蓄積します。
ドレンホースの中に水が溜まって排出できない場合は、エアコン内部で発生した水が室内に漏れる可能性が高くなります。
◇ドレンホースが上向きになっている・持ち上がっている
ドレンホースが部分的に高い場所に持ち上がっていたり、先端が上に向いていたりすると、エアコン内部で発生した水はスムーズにドレンホース内へ流れません。
また、壁の内部でドレンホースが部分的に高い位置になっている場合もあります。
壁の中でドレンホースが部分的に高い位置に設置されているケースは、エアコンを設置した業者側のミスであり自分では対処できないため、エアコンの設置を依頼した業者に連絡して、修理してもらいましょう。
ドレンパンが原因
ドレンホースの他にドレンパンが原因で水漏れをしている場合もあり、その主な2つのケースについてチェックしていきます。
◇ドレンパンの汚れが蓄積して水漏れ
ドレンパンはフィンの下の部分にあり、エアコン内部で発生する水を一時的に受け止める皿のような役割を果たしてくれます。
ドレンパンは、蓄積した水をドレンホースに流すことで、エアコンの水漏れを予防できます。
特にエアコンの使用頻度が高くなる冬や夏の季節には、ドレンパンが汚れていることによって水漏れを起こすケースが多々あります。
ドレンパンが汚れているとエアコン内部で発生した水をドレンホースにス流せなくなり、雑菌が繁殖してヘドロのような汚水に変化するので、更にドレンパンに水が溜まるといった悪循環を起こします。
ドレンパンは固定されているパーツであり、自分で取り外して簡単に掃除することはできません。
ドレンパンの汚れを除去したい場合には、業者に依頼することを検討してください。
◇ドレンパンが壊れて水漏れ
ドレンパンが破損しているとエアコン内部で発生した水がドレンホースから排出できないだけではなく、ドレンパンそのものから水漏れするので、当然エアコンの吹き出し口からも水が漏れます。
ドレンパンが破損している際は自分で対処できないため、業者に依頼して新しいドレンパンに交換してもらう必要があります。
住宅別
最近の住宅の中でも、マンションなどは気密性が高くなっていて、それが原因でドレンホースから空気を吸い込もうとします。
それによって何が起きるのか仕組みを見てみましょう。
◇集合住宅ではエアコンの水漏れがよくおこる?
マンションやアパートといった気密性が高い建物は、エアコンの水漏れが起こりやすい傾向があります。
最近の集合住宅は屋外から空気を入れて、空気を屋内で循環させて換気するシステムを導入しているケースが多くなっていて、屋外と比較して室内の気圧が低くなっています。
空気は気圧が低い方向に流れる性質があるので、長時間部屋の窓を閉めた状態だと屋外の空気がドレンホースからエアコンに流れてしまいます。
その際に、水分も同時に入り込み、エアコンから水漏れを起こす原因になります。
◇マンションの水漏れ原因
マンションで水漏れが起こる原因は気圧差による結露水の逆流が一番多く考えられます。
浴室の24時間換気システムや、レンジフードを動かし、室内の空気を外に送るときに、マンションのように気密性の高い住宅では室内に空気を送り込む穴がないために、エアコンのドレンホースから空気を吸い込んでしまう傾向があります。
エアコンからコポコポと水の音がするのは、この気圧差による影響だと考えられています。
換気扇、レンジフードを止めると音がしなくなったり水漏れしなくなったりするわけです。
悪徳業者には要注意!
業務用エアコンが故障した場合、個人で修理を行うことははっきり言って出来ません。
そのためプロの業者に依頼するのが一般的ですが、注意したいのがその中にいる悪徳業者です。
この悪徳業者は、修理が出来るのにも関わらず、高い新品の業務用エアコンを勧めるのが手口です。
もし修理をしても、その修理代金として相場よりもかなり高い金額を請求するという業者です。
このような業者の数は、少ないのですが、確実に存在しています。
まず、それを防ぐには1つの業者にいきなり修理の依頼をするのではなく、複数の業者から見積りを取るようにしましょう。
修理にかかる費用の相場が1社だけだとはっきりわからないためです。
複数の業者から見積りを取れば、出された金額が適切であるかどうかがある程度わかります。
修理を依頼したくて見積りを取ったらかなりの高額でびっくりしたという経験がある人は、特に他のところでも見積りを取ってみましょう。
もしかしたら、その高額な見積りを出しているのは、悪徳業者の可能性があります。
業務用エアコンは大切な資産なのです。
その修理を依頼するには、信頼出来る業者に依頼したいものです。
業者選びはぜひ、慎重に行うようにしましょう。
環境によって発生するエアコンの故障!エアコン修理を業者へ依頼するときの注意点!まとめ
エアコンの水漏れは故障への第一歩であり、住宅環境によって発生しやすいことがわかりました。
エアコン修理を業者へ依頼するときの悪質業者を避けるための知識を身につけてもらうために詳しく説明してきました。
今からエアコン修理を頼みたいという人には読んでから勉強してください。
必ず為になる情報ばかりです。