エアコンが故障した場合に、エアコンの購入時期がいつなのかによって、修理がお得か買い替えがお得かなどがはっきりするはずです。
そこで、エアコンの修理がお得な場合と新しく交換した方がお得な場合の両面から見ていきましょう。
できるだけ費用対効果が高い修理方法が一番重要です。
そのためにも自分のエアコンの毎日の手入れをしっかりと行ってください
目次
エアコンの修理と買い替え時期を見極める
エアコンの調子がおかしくなったとき、修理したほうが安上がりになると思われるかもしれません。
エアコンの壊れ方によっては、新しいエアコンに買い替えた方がお得の場合があります。
では、どんな症状が出たら直すより買い替えた方が良いのでしょうか?詳しく見てみましょう。
◇エアコンが効かない
エアコンが全く効かないという症状は、エアコンが寿命に近づくと起こりやすいトラブルです。
エアコンをつけても全く涼しくならず、あったかくもならないという場合です。
きれいに掃除してもダメだった場合は、ガス切れの可能性もあります。
修理することも可能ですが工賃は高額になり、多少の冷暖房機能の改善程度にとどまり、ガスを入れたからといって再び新品同様に力を発揮するとは限りません。
また、不具合の再発の可能性が高いので、こうなった場合は買い替えた方が効率的です。
◇エアコンから水が滴る
エアコン内部に汚れが溜まると起きる現象です。
掃除して改善すればいいのですが、放置してしまうとより状況が悪化して更なる故障を呼び、直す箇所が増えて高額になることもあります。
エアコン内部の入り組んだ場所が原因だと、すべて解体してからの掃除になり、解体・組み立ての費用が加算されるケースもあります。
◇リモコン操作ができない
リモコン門操作ができない場合は、リモコンの電池を替えても、リモコンセンサーの送受信部を掃除しても改善しない場合はエアコン本体の寿命なのかもしれません。
暖房を押したはずなのに冷房の風が出てきたとなると、それは寿命の確率が一気に上がります。
早急に買い替えた方が良いでしょう。
◇ブレーカーが落ちる
エアコンだけではなく、多くの家電を長く使っていると漏電を起こしていることもあります。
故障の度合いにもよりますが、エアコンのコンプレッサー部が故障が発生しているとかなり高額な修理代になってしまうので修理よりも買い替えの方が効果的の可能性もあります。
エアコンの修理と買い替えタイミング
いったいエアコンの寿命といわれてもいつが寿命なのでしょうか?
エアコンは使用期間(寿命)として定められているのは10年ほどです。
つまり、エアコンの寿命は10年となります。
壊れたかなと思った時に修理にするか、買い替えるかの判断基準として覚えておくことも重要です。
なぜかというと、10年を超えてしまうと修理を依頼したとしてもそのエアコンに使える部品が製造されていないため、適合しない部品しかないので、修理がそもそもできないというケースもあります。
そして旧型となってしまったエアコンは経年劣化により部品それぞれが劣化しているために、一度修理をしても再発する可能性もあり維持費も多くかかってしまいます。
たとえば、ノズルが劣化で破けてしまっているからと替えてもらったすぐ後に、今度は風の向きを調節する可動部が劣化で欠けてしまったとなってしまっては、また修理してもらわなくてはなりません。
そうなるとイタチごっことなり、最終的にエアコンを買い替える以上のお金が必要になることもあります。
エアコンの寿命である10年を節目として、エアコンは修理よりも買い替えた方が経済的です。
エアコンの寿命を延ばす
エアコンは買い替えるのには高額なので、できれば今あるエアコンが故障しても修理して使いたいということもあるかと思います。
寿命を少しでも長くなるよう、大事に使っていきましょう。
◇月に1回は慣らし運転
基本的に家電は使えば使うほど壊れやすくなるものですが、長い期間全く使わない場合も壊れる原因となります。
特にエアコンは、本当に寒い日か暑い日しか使わないという家庭がほとんどではないでしょうか。
冬はファンヒーターで暖をとるから冬は使わないという家庭も結構あります。
しかし、エアコンを少しでも長く使いたいのならば1ヵ月に1回慣らし運転をすることが大切です。
そうすることで内部にホコリが溜まらないようにできますし、カビも生えにくくなります。
そしてその時に軽く掃除してあげましょう。
1ヶ月で溜まったホコリを取ってあげることでホコリ詰まりを防ぐことができ、結果的に故障を回避できることになります。
◇使わない期間はコンセントと電池は抜いておく
そして使わない期間はコンセントを抜いておくことも長持ちさせるためには効果的です。
コンセントを抜いておくと待機電力の削減ができるので節約にもなりますし、故障しにくくなるため一石二鳥です。
そして、リモコンの故障でよくあるのが電池の液漏れをです。
それを予防するために使わない時期はリモコンの電池を外しておくほうが良いでしょう。
◇扇風機などを効果的に使用する
扇風機とエアコンを併用することで効率的にエアコンの冷風を部屋の中にいきわたらせるので、設定温度になるまでの時間を短縮できます。
設定温度になるまではエアコンは頑張っている状態になるので、その時間を少しでも減らしてあげることで長持ちするようになります。
◇つけたり消したりを繰り返さない
短時間でつけたり消したりを繰り返すのはよくありません。
スイッチが入ったとき・消すときはエネルギーをたくさん必要とするためです。
たとえばコンビニにちょっと買い物に行ってくるから消してから行こう、ゴミ捨てに行ってくるからその間消しておくという場合の短時間エアコンを切るのはあまりよい使い方ではありません。
逆に壊れやすい使い方もご紹介します。
次のような状態になっていないか確認してみましょう。
◇壊れやすい使い方
外と室内の温度差を5℃以上に設定してしまう・室外機の周りにものを大量に置く・室外機を日当たりがよい場所に置いてしまうという症状は要注意です。
心当たりがあるときは、そのような使い方はしないように注意しましょう。
室外機がすでに日当たりがよい場所にあるときは、日よけを作ってあげてください。
日よけを作る際空気の取り込み口の邪魔にならないように障害物はおかないように気をつけて設置しましょう。
エアコンの買い替えと修理は何時がいいの?
エアコンが故障した場合、修理と買い替えの2社選択の場合、修理がお得な時期と買い替えがお得な時期を詳しく見ていきましょう。
そうすることで費用対効果抜群のエアコンの使い方ができるようになります。
◇買い替えの年数と時期
保証の範囲が10年
万が一修理が必要な場合はメーカーに修理依頼をすることになりますが、この修理用部品の保有期間は10年程度となります。
そのため、製造後10年以上経過した製品については、故障した場合でも修理ができない場合がほとんどです。
買い替えで節電
10年程度前のエアコンと今のエアコンの諸費電力を比べると、現在のエアコンの方が省エネ性能がアップしているため。
場合によっては、年間の電気代が1万円以上節約になる場合もあります。
◇買い替えに適した時期
買い替えのサインが見られた場合、または購入から10年以上経過したエアコンを持っている場合は、そろそろ買い替えの時期といえます。
それでは、どの時期が適しているのでしょうか。
エアコンの需要が高いのは、真夏と真冬です。
ということは、春や秋は需要が少ないという事になり、この時期はエアコンの取り付け業者の都合もつけやすいのでおすすめです。
また価格面でも、春や秋の購入にはメリットがあります。
3月は決算期で売り上げを上げるためにセールが行われるでしょう。
また9月から10月は新製品の発売時期のため、1年前のアウトレット製品が旧製品として値下げされることも多いといえます。
少しでも安く購入したい方は、このような時期がおすすめです。
エアコン修理と買い替えどちらがお得?経年劣化がカギとなる!まとめ
エアコンの故障時に修理をするべきか買い替えるべきか決めるのに、どのくらい使ってきたのか故障の原因などによってある程度どちらが良いのかが決まることを説明してきました。
どちらにするべきかは、その時々の状況によって変わるという事がわかったのではないでしょうか。