エアコンの風が出ないことがたまにあります。
完全に壊れてしまったと思って買い替えを検討している人は、少し待ってください。
風が出なくなっても修理は可能です。
ほかにもいろいろと完全に壊れてしまったのではと思うような場合でも、修理ができるときがあるのです。
素人考えで決めるのではなく、プロの業者に診断してもらってどうすれば一番良いのかを決めましょう。
こちらである程度はエアコンの故障と対処法がわかります。
参考にしてください。
目次
エアコン室内機から風が出ない場合の修理費用
エアコン室内機から風が出ない場合、室内機から風を送り出す室内機ファンモーターの故障、エアコンを制御するためのマイコンの故障、冷媒ガスを圧縮するためのコンプレッサーの故障、の故障などが考えられます。
原因として考えられる部分の修理費用を見ていきましょう。
◇室内機ファンモーターの修理費用
平均的な修理費用相場は19,160~30,000円(税別)となります。
修理費用には、技術料、部品代、出張料を含まれています。
修理時間の目安室内機ファンモーターの修理に必要な作業時間は、30分~1時間程度です。
ただし、故障の状況や工事スタッフの熟練度によって作業時間が変わる場合があります。
◇マイコンの修理費用
マイコンの故障の修理をするには12,960~25,000円(税別)程度かかります。
あくまでは、修理費用は目安です。
修理費用は、技術料、部品代、出張料が含まれています。
また、コンプレッサー(圧縮機)の交換が必要な場合、更に高額の修理費用が必要な場合もあります。
修理時間の目安1階の場合は1時間~1時間半程度で、2階の場合だと1時間半~2時間以上かかります。
あくまでも階ごとの修理時間の目安です。
故障の状況や工事スタッフの熟練度により、作業時間が異なる場合があります。
◇エアコンからぬるい風しか出ない場合の修理費用
エアコンからぬるい風しか出ない場合、冷媒ガス漏れ、室外機の故障が考えれられます。
原因として考えられる部分の修理費用を見ていきましょう。
冷媒ガス漏れの修理費用に必要な平均的な修理費用相場は27,450~50,500円(税別)程度となります。
あくまでも、修理費用は目安です。
修理費用には、技術料、部品代、出張料を含まれています。
◇室外機の修理費用
室外機のトラブルにかかる平均的な修理費用相場は18,560~46,600円(税別)程度です。
ただし、修理費用は目安です。
修理費用には、技術料、部品代、出張料を含まれています。
エアコンを安く修理するコツ
エアコンを安く修理するためには、保証期間内かどうかを見極めることや、賃貸エアコンの場合は大家へすぐに連絡する必要があります。
◇保証期間内であれば販売店に修理依頼
もしエアコンがメーカー保証、または販売店の有料保証期限内であれば、エアコンを購入した店に連絡して、修理をしてもらうのが最善策です。
メーカー保証や有料保証期間内であれば、無料で修理をしてもらえます。
そのため、購入時に店からもらうエアコン保証書は、必ず保管しておくようにしましょう。
◇賃貸エアコン故障時は大家や管理会社に連絡
賃貸マンションやアパートでエアコンが壊れた場合は、まずは大家や管理会社に連絡して、故障した旨を伝えましょう。
その後、修理業者が点検にきて、修理を行ってくれる流れになります。
修理をしてもらう際、エアコン内部の部品や室外機の故障であれば、大家や管理会社の負担になりますが、以下の場合は入居者の負担になる場合があります。
エアコンのフィルター汚れが原因の場合・リモコンの電池代など、特にエアコンのフィルターは、部屋で喫煙する人などは特に汚れやすいので、こまめに掃除する必要があります。
車のエアコン修理費用は原因箇所により大きく異なる
真夏のカンカン照りのときにカーエアコンのスイッチを入れてみたら温風しか出てこない、よく起きることですがこうなるとちょっとしたパニックになります。
エアコンの冷房が壊れると気になるのが修理費用です。
車のエアコンは故障箇所によっては修理費用が高額になるので気になるところです。
◇エアコンのガス補充で直ればそれほど費用は掛からない
カーエアコンの冷房が効かなくなると、まずはガソリンスタンドなどでガス補充をする人が多いのではないでしょうか。
クーラーガスの補充・交換だけで直れば4000円~5000円ほどの出費で済みます。
しかし、ガス補充や交換をしてもすぐにエアコンの効きが良くならないようなら、他に原因がありガス漏れ箇所を特定して部品交換などの修理をしなければ直りません。
◇フィルターが詰まっていてもカーエアコンの効きが悪くなる
カーエアコンのフィルターはダッシュボードの裏側に付いていることが多く、ここから車内の空気を吸い込みます。
そのためフィルターがホコリなどで詰まっていると、当然エアコンの効きが悪くなります。
フィルターが詰まったまま使い続けるとエバポレーターという部品がありそこまでホコリが詰まったり、エバポレーターが壊れてしまうと4~5万円の費用が掛かるのでエアコンフィルターはこまめに替えるようにしましょう。
エアコンフィルターの交換費用は業者に頼むと5000円~1万円程度掛かりますが、自分で交換すれば部品代だけで済みます。
カーエアコンは部品が故障すると修理費用が高くなる
クーラーガスの補充・交換をしても冷房の効きが悪ければガス漏れしていることが一番に考えられます。
その場合はガス漏れしている箇所を特定する必要があり、その診断には1万円程度掛かります。
ガス漏れ箇所が特定できたら修理できますが、部品代と工賃で2万円~3万円程度掛かるので修理費用の合計は3万円~4万円になってしまいます。
このケースですと、新しいエアコンを購入するのも手です。
◇エアコン本体が壊れると修理費用が高くなる
ガス漏れが原因でなければエアコン本体部品の故障が考えられますが、この場合は修理費用が高くなる確率が非常に高くなります。
エアコン本体の中で壊れやすいのがコンプレッサーを駆動するベルトがあります。
このベルトが劣化するとコンプレッサーを回すときにスリップを起こしやすくなり、エアコンの効きが悪くなります。
コンプレッサー駆動ベルトの劣化が原因ならベルト交換だけで済むので、修理費用は1万円程度です。
しかしコンプレッサー本体やコンデンサー、エバポレーターが故障していて修理や部品交換となると修理費用はかなり高くなります。
コンプレッサーを修理する場合4万円~5万円程度かかり、コンデンサーを修理する場合、3万円~4万円程度かかり、エバポレーターを修理する場合4万円~5万円程度かかります。
これは一般的な国産車の場合で、車種により金額が変わりますが、複数箇所の修理となると驚くような修理金額になります。
◇エアコン修理をする前に必ず見積もりをもらう
エアコンはユーザーが原因を調べたり、DIYで修理することはできないので修理業者任せになることになります。
そのため修理費用の見当がついていないのに修理を依頼して、高額な修理費に驚いてしまうケースが多々あります。
エアコンの故障原因は修理工場やディーラーで調べないと分からないので、原因が特定できたら必ず修理費用の見積りをもらいましょう。
あまりにも高額な見積りで納得いかなかったら、他の修理業者でも見積もりをもらうようにしてください。
真夏にエアコンの冷房が効かなくなるとすぐにでも修理してもらいたくなるものですが、不当な修理費用を請求されないようにするには、しっかりと見積もりをもらって検討する必要があります。
エアコンから風が出ない!どうすれば安く修理できるかプロが伝授!まとめ
エアコンの故障は壊れているわけではなく部品を交換すれば治るケースが多いことを説明してきました。
あと、車のエアコンの仕組みや修理費用についても紹介してきました。
エアコンの故障は原因を突き止めてからしっかりとした判断をすることでできるだけ安く修理できます。
そのためにも、故障した時は業者へ一度相談してみてください。