エアコンを長年使っていると、いろいろと不具合が発生します。
そんなエアコンの異常を伝えてくれるのがランプです。
ランプにもいくつか種類があり、電源用のランプ、タイマー用のランプなど様々な機能に対するランプがあり、通常は消灯していることがほとんどですが、何かしらトラブルが発生した時には、このランプが点滅したり消灯したりして異常を教えてくれます。
ランプで知らせてきたトラブルに対して何をどう対処したらよいのかを詳しく紹介します。
目次
エアコンのタイマーの点滅の原因と対処法
エアコンを使っているとタイマーが点滅するという事がありませんか?この場合の原因と対処方法を詳しく見てみましょう。
◇タイマーが点滅する原因
エアコンのタイマーを設定したときに点灯する所が点滅しているという経験はありませんか?タイマーの不具合かな?と思われがちですが、その原因はエアコンの本体か室外機に故障・異常があるということにあります。
そして、その故障がなぜ起こるのか、冷媒漏れによってコンプレッサが異常に熱くなることで起こるころがあります。
エアコンは、冷媒を循環させることでコンプレッサを冷やし稼働しています。
このコンプレッサが異常に熱くなると、何度電源をつけても同じようにエアコンのタイマーが点滅して稼働しません。
エアコンの冷媒が漏れている可能性もあるので、半日ほど停止したあとに再度電源を入れてみましょう。
運転再開後に、エアコンからチュルチュルと水が流れる音がしなかったり、室外機から出ている細いパイプに霜が付いていないか確認しましょう。
もし、そのような現象が確認できる場合は冷媒が漏れている可能性が高い出す。
◇タイマーが点滅したときの対処法
エアコンのタイマーが点滅した場合の対処法を紹介します。
電源を何度もいれているうちに改善されたり、フィルターを掃除したりして改善される場合は何も問題ありません。
しかし、上記で述べたように、冷媒漏れが起きているときは自分では対処できません。
ガスがどこから漏れているのかを確認してからの修理になるので、エアコン修理業者に依頼しましょう。
修理が終わるまで、エアコンなしの生活になるので、業者を選ぶときには作業の速さも業者選びの条件の1つになります。
複数業者に見積りを出してもらい、しっかり作業までの日にちなどを確認して選びましょう。
エアコンの電源が点滅時の原因と対処法
エアコンを使っていると、電源のランプが点滅することがあります。
この場合は、何をすればよいのかを詳しく見てみましょう。
◇電源が点滅する原因
エアコンの電源がいきなり点滅しはじめた経験はありませんか?その原因は、エアコン本体の異常をお知らせしていることになります。
点滅する原因である本体の異常な状態をご紹介しましょう。
①エアコン本体のカバーや風向きルーバーがしっかり閉じられていない状態
②フィルターが汚れており掃除不足な状態
③暖房運転の場合に、霜取り運転の時に点滅している状態
④ガスエアコンの場合は、ガスの元栓が閉まっている状態
⑤電源プラグを一度抜いてから3分ほど待ってから再度差し込むという、エアコンのリセットをおこなっても改善しない場合の5つが考えられます。
◇電源が点滅したときの対処法
エアコンの電源が点滅した時は、まずエアコンの運転を停止します。
そして、停止したことを確認した後に、エアコン専用のブレーカーを切ります。
約1分後に再度電源を入れ直し、運転を再開した時のランプの状態を確認してください。
再度運転した時に運転ランプが点灯に変わったら正常です。
一時的な不具合だった可能性があります。
そのまま使用しても問題ありません。
しかし、再度運転してもランプが点滅したままの場合は、エアコンに何らかの異常が発生している可能性があります。
エアコンによっては、リモコンにエラーコードの表示が出る場合があるので、エラーコードを確認して対処できない場合は業者に依頼しましょう。
エアコン専用のブレーカーは、分電盤の中についています。
分電盤の場所は、家庭によって異なりますが、一般的に洗面所や台所に配置されています。
一度確認してみましょう。
分電盤を開けると、各部屋の名前が書かれたブレーカーがあるはずです。
その中のエアコンというものがエアコン専用のブレーカーになります。
修理にかかる費用は、エアコンの機種や故障内容によっても異なります。
しかし、故障個所がエアコン本体の基盤やモーターであれば、出張費+工賃+部品代で約3万かかります。
業者によって金額が異なることもあるので、複数業者に見積りを依頼してみるとよいでしょう。
そして、あまりにも金額が高い場合は、買い替えのほうがよいかもしれないので考えて選びましょう。
業者に依頼する時は下記の項目をまとめてから問い合わせすることをおすすめします。
エアコンのメーカー・エアコンの機種・型番・購入日・購入場所・不具合の状態・ランプの点滅状態などです。
エアコンの機種や型番はエアコン本体に数字とアルファベットで記載されていることが多く、購入日は保証書で確認しましょう
エアコンの修理を自分で行うのは難しい
暑い時期や寒い時期、エアコンが壊れたらすぐに直したいのはやまやまです。
自分でサッと修理できれば、お金もかからず楽ですが、エアコンの修理は、素人が簡単にできるものではありません。
エアコンの修理を自分で行うことは、専門知識がいるので想像以上に難しいことなのです。
というのも、エアコンの内部は複雑な構造になっていて、熱交換器やファン、モーター、基盤、センサーなど、さまざまな部品で構成されています。
単に部屋を冷やすだけと思いがちですが、エアコンの中にはコンピュータも内蔵されています。
そうでなければ、室温や風向、風量などをリモコンで、あるいは自動的にコントロールすることはできません。
これらの部品が故障の原因の場合、部品交換や修理には専門知識と技術力が必要となります。
そのため、個人でのエアコン修理はほとんど不可能と考えておきましょう。
自分で直そうとして解体すると、より状態を悪化させ、かえって修理費用が増加してしまう恐れがあります。
エアコンの修理が必要な場合
エアコンの故障で修理が必要な場合は、基本はメーカーに直接修理を依頼します。
ただし依頼するときの注意点があります。
◇賃貸の場合は大家か管理会社に連絡
住んでいる住居が賃貸の場合、エアコンの故障は経年劣化なら大家や管理会社負担でやってくれます。
そのため自分で修理依頼しないで、大家か管理会社に連絡しましょう。
私も一度引っ越してから1年以内にエアコンが壊れたのですが管理会社に連絡したら管理会社負担で新しいエアコンに交換してくれることもあります。
自分で勝手に業者を呼んで修理した場合、あとから修理代を請求しても、もらえない可能性が高いので注意してください。
◇古いエアコンの場合は買い替え
エアコンは7~8年するとメーカーが生産を終了してしまうことがあります。
そのため10年以上前に買った古いエアコンが故障した場合は、修理しようにも廃盤となっていて部品がない可能性が非常に高いです。
この場合は修理できないので、エアコンを買い替えなければいけません。
知ってる人もいると思いますが古いエアコンほど省エネ性能が悪いため電気代がかかります。
新しいエアコンほど省エネ性能が高く、電気代が安く抑えられます。
そのため、古いエアコンを使ってる場合は下手に修理するより新しいエアコンを買った方が結果的に安上がりになる可能性が非常に高くなります。
使ってるエアコンが古い場合は新品の購入を検討するといいでしょう。
エアコンのランプが点滅!修理が必要なの?まとめ
エアコンにはいろいろなランプがあり、ランプの状態でどういう状態なのかがわかるのですが、どう対処したらよいのかまでは理解していない人が多いでしょう。
そのため、ランプ別の対処法などについて詳しく紹介してきました。
普段、何気なく使っているエアコンですが、何かトラブルが発生した時には対処方法を理解しておくと慌てずに対処できます。
ぜひ、こちらの情報を参考にしてください。