エアコンが正常に動作をしない時に、すぐに故障なのでは、と考えるのはあまりよくありません。
故障でもなく修理の必要もないことが多々あります。
故障なのかそうでないのかの見極めをする必要があります。
実際に故障ではないときの確認方法を詳しく見ていきましょう。
また、本当に故障していると菌対処方法も勉強しましょう。

エアコンの故障!まずは確認

エアコンの故障!まずは確認

エアコンが突然動かなくなった・リモコンを押しても電源がつかないなど、こんなとき、誰もがエアコンの故障を疑うことでしょう。
でも、エアコンの故障を疑う前に、確認してほしいポイントがあります。
エアコンの故障と疑う前に一緒に確認していきましょう。

◇電源が抜けている、ブレーカーが落ちている

リモコンを押しても電源がつかないといった症状の場合、原因として、エアコンの電源が抜けているケース、ブレーカーが落ちているケースを確認してください。
エアコンを使用しない時期は、節電のために電源を抜いている家庭も結構いるのではないでしょうか。
そんなとき、夏場や冬場にいざエアコンをつけようと思ったときに、電源が抜けていてつかない、ということがよくあります。
リモコンのスイッチを押しても電源がつかないときは、まずエアコンの電源がコンセントに差し込まれているか確認してください。
また、忘れがちなブレーカーが落ちている場合でも、エアコンの電源は当然つきません。
停電直後などは特に、ブレーカーの上げ忘れに注意してください。

◇室温がエアコンの設定温度よりも低い

次のような症状の場合、室内温度がエアコンの設定温度より低くなっていないか確認してください。
エアコンは動いているのに涼しくならない・エアコンは動いているのに暖まらない・エアコンから常温の風しか出ない・エアコンの冷暖房が効きにくい・エアコンが室内を冷やしたり暖めたりするためには、設定した温度よりも室内温度が低くまたは高くなっている必要があります。
たとえば冷房の場合、エアコンの設定温度は26度になっているのに、室内温度が25度だと、当然エアコンは冷たい空気を出しません。
このとき、エアコンは扇風機と同じように常温の風を出す送風状態になるのが一般的です。

◇リモコンとエアコン本体で運転モードが違う

次のような症状の場合、リモコンとエアコン本体で運転モードが違っていないか確認しましょう。
エアコンは動いているのに涼しくならない・エアコンは動いているのに暖まらない・エアコンの冷暖房が効きにくいなどがあります。
通常、エアコン本体の運転モードはリモコンに表示されている運転モードと同じとなります。
しかし、リモコンに誤って触ってしまったり、リモコンを本体に向けず操作した場合などで、リモコンには冷房と表示されているのに、エアコン本体は暖房モードになっているといったリモコンと本体が違う状態になる場合があります。
こうしたリモコンとエアコン本体で運転モードが違っている場合、エアコンは動いているのに涼しくならない、エアコンは動いているのに暖まらないという原因になってしまいますす。
もし、何かおかしいと思ったら、リモコンをもう一度エアコン本体の方にしっかりと向けて操作し直しましょう。

◇障害物などの影響で室外機が停止している

次のような症状の場合、障害物などの影響で室外機が停止している可能性があるので確認してください。
エアコンの冷房がすぐに停止する・エアコン冷房で冷たい風が出ない・エアコンの冷房が効きにくい・エアコンの冷房運転時に室外機は熱い空気を外に排出する必要があります。
しかし、室外機の周りに物などを置いていて室外機の動きを邪魔しているような場合、それが障害物となり、熱い空気を十分に排出することができなくなってしまいます。
その結果、冷房効率が下がり、冷たい空気が出にくくなってしまう可能性があります。
もし、冷房が停止してしまう場合や、冷房の効きが悪いと感じた場合は、室外機の状態がどうなっているかを確認して、周りに障害物となるものを置いていないか確認しましょう。

◇霜取り運転実行中

次のような症状の場合、霜取り運転が行われていないか確認してください。
エアコンの暖房が停止する・エアコン暖房スイッチを入れても起動しない・エアコン室外機は屋外に設置するため、冬場は室外機の内部に霜が付いてしまう場合があります。
霜がついたままの状態で暖房を入れると、暖房効率が大幅に落ちます。
しかし、エアコンにはあらかじめ室外機についた霜を落とす機能がついているのです。
それが霜取り運転です。
霜取り運転を行うには、一時的にエアコン室内機への暖房供給をストップしてから、室外機についた霜を熱で溶かします。
そのため、「霜取り運転」実行中の約10分間は、エアコン室内機から温かい空気は出ません。
もしも厳しい寒波が発生して、暖房が動かくなってしまったときは、この霜取り運転をしていないか確認してみましょう。
また、室外機が雪を吸い込みやすい場所に設置されていて、寒い地域で頻繁に霜取り運転が発生する場合は、防雪シート・防雪ネットなどの雪対策を行うと暖房運転が使用できます。

◇室外機が凍結している

次のような症状の場合、室外機が凍結していないか確認してください。
エアコンの暖房が停止する・エアコン暖房スイッチを入れても起動しない・室外機は内部に霜がつくと自動的に霜取り運転を行うため、凍結することはほとんどありません。
しかし、数年に一度、大規模な寒波などがきたとき、霜取り運転では追いつかずに室外機が凍結してしまう可能性があります。
室外機が凍結してしまった場合、寒冷地仕様のエアコンならば、底面に設置されたヒーターによって氷を再び溶かしてくれます。

◇風量を弱に設定している

次のような症状の場合、エアコンの風量が弱になっていないか確認してください。
エアコンは動いているのに涼しくならない・エアコンは動いているのに暖まらない・エアコンの冷暖房が効きにくい、エアコンの風量が弱になっていると、部屋を暖めたり涼しくするのに相当な時間がかかります。
エアコンの風量は、自動で強弱を変更してくれる自動運転での運転がオおすすめです。

◇エアコンが部屋の広さに合っていない

次のような症状の場合、エアコンが部屋の広さに合っているかどうかご確認ください。
エアコンは動いているのに涼しくならない・エアコンは動いているのに暖まらない・エアコンの冷暖房が効きにくいなど、エアコンには、使用する部屋の畳数に合わせて機種が分かれています。

エアコンの故障:暖房・冷房が効かない、動かない場合の原因・対処法

エアコンの故障:暖房・冷房が効かない、動かない場合の原因・対処法

エアコンの暖房や冷房が効かなくなってしまったり、エアコンが突然動かなくなったりした場合、制御基板やファンモーターなど室外機の内部パーツの故障・冷媒ガス漏れなどが考えられます。

◇室外機の内部パーツが故障

室外機の内部には、全体の動きを制御する制御基板や、室外機のファンを回すファンモーター、冷媒ガスを圧縮するコンプレッサー、冷媒ガスの流れを切り替える四方弁などたくさんのパーツがあります。
前述したパーツは使用年数の増加とともに壊れやすくなり、エアコン室外機の故障といえば、大体の場合は上記のパーツが原因であることが多いでしょう。

◇配管から冷媒ガスが漏れている

エアコンの冷暖房には、ともに冷媒と呼ばれるガスが使われています。
冷媒は気体や液体に変わりながら、エアコン室内機と室内機の間で熱を運搬するものです。
これにより、エアコンでは室内の熱い空気を冷たくしたり、冷たい空気を暖かくしたりすることができます。
この冷媒ガスは、室内機と室外機をつなぐ配管の中を通っているのですが、この配管が劣化や腐食したり、初期不良や、設置時のミスなどにより破損し、冷媒が漏れてしまう可能性もあります。
冷媒が漏れて少なくなると、冷房や暖房が効かない原因になります。

エアコンの故障:エアコン室内機から風が出ない場合の原因・対処法

エアコンの故障:エアコン室内機から風が出ない場合の原因・対処法

エアコン室内機から風が出なくなってしまった場合、室内ファンモーターの故障・室内機に設置されているマイコンの故障・エアコン室内機の内部パーツの故障などが考えられます。

◇室内ファンモーターの故障

ファンモーターは、エアコン室内機から風を送り出すときの非常に重要な部品です。
このファンモーターが壊れると、エアコンからまったく風が出ないという状態になります。
ファンモーターの故障が考えられる場合は、自分で行える対処方はないに等しいので、エアコンメーカーや販売店に修理依頼を行いましょう。

◇室内機に設置されているマイコンの故障

エアコン室内機にマイコンが取り付けられているは、モーターなどのエアコン内部パーツを制御するためのものです。
このマイコンが壊れた場合、エアコンの電源を入れてもすぐ切れてしまうといった症状があらわれます。
もしマイコン故障が考えられる場合は、エアコンの電源を5分~1時間ほど抜くと効果的な場合があるため、試してみてください。
もし電源の抜き差しをしても、エアコンの電源がすぐに切れてしまう場合は、修理の必要があるのでエアコンメーカーや販売店に修理依頼を行いましょう。

◇エアコン室内機の内部パーツの故障

エアコン室内機の内部パーツであるコンプレッサーが故障してしまった場合、室外機が動いているのに、室内機から風が出ない」やエアコンの電源を入れてから数分間は動くが、すぐに止まってしまうという症状がでます。
もし前述のような症状が出ている場合は、エアコン室内機のコンプレッサーの故障の可能性がありますので、エアコンメーカーや販売店に修理依頼を行いましょう。

エアコンの故障:エアコンからぬるい風しか出ない場合の原因・対処法

エアコンの故障:エアコンからぬるい風しか出ない場合の原因・対処法

エアコンからぬるい風しか出ない場合で、室外機が動いている場合はエアコンのガス漏れ・室外機が停止している場合は室外機の故障が考えられて、それ以外の場合はエアコンフィルターの汚れなどが異常の原因として考えられます。

◇配管から冷媒ガスが漏れている

エアコンの冷暖房時には、ともに冷媒と呼ばれるガスが必要不可欠です。
冷媒は気体や液体に変わりながら、エアコン室内機と室内機の間で熱を運びます。
これにより、エアコンでは室内の熱い空気を冷たくすることができるのです。
この冷媒ガスは、室内機と室外機をつなぐ配管の中を通っているのだが、この配管が劣化や腐食、初期不良、そして設置時のミスなどにより破損してしまい冷媒ガスが漏れてしまうことがあります。
冷媒ガスが漏れてから減少すると、エアコンからぬるい風しか出ないという状態になります。

◇室外機が故障している

室外機の中にあるファンが動いていない場合、室外機内部の電子基盤が損傷している可能性が考えられます。
エアコンの設定温度を、室温より5度以上低く設定して、室外機のファンが正常に回転するかチェックしてみましょう。
エアコン室外機が故障している場合、温かい空気を冷たい空気に変換する熱交換ができないので、エアコンから生ぬるい風しか出ないという状態になってしまいます。

エアコンが効かない!故障?エアコン修理が必要なの?その前に確認!まとめ

まとめ

エアコンの具合が悪いときにすぐに故障と判断するのではなく、自分で確認できることがある複数のチェック方法を紹介してきました。
故障のように見えて、実際にはちょっとしたことを気にかければ直ることもあるという事がわかったのではないでしょうか。
故障かそうではないかの判断方法を学んでから、いざというときの為に覚えておきましょう。

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