エアコンが動かなくなった場合、どこが原因で動かなくなったのかをまずは確認します。
素人目で見てもそう簡単に原因を見つけることはできません。
エアコンの故障の原因を見つけるにしても業者へ依頼した方がすぐにわかります。
原因にコンプレッサーの不具合の時などは、修理をするよりは交換した方が修理費用が安くつく可能性が高くなります。
そんなエアコン修理や費用について詳しく説明します。

エアコンの修理費用は故障箇所によって異なる

エアコンの修理費用は故障箇所によって異なる

エアコンは、故障個所によって必要な部品やエアコン修理の作業内容が変わります。
また、費用には部品代以外にも技術料や出張費なども発生しますし、業者によって料金設定もさまざまです。
以下では、エアコンの修理費用の目安を症状別に説明します。

◇暖房や冷房が効かな

エアコンの暖房や冷房が効かない原因は、基板・ファンモーター・圧縮機などの故障が主な原因です。
これらの修理費用の相場は次のようになります。
室内機の基板の故障の場合は、約2万2千~3万4千円となります。
室外機の基板の不具合の場合は約2万6千~4万円地度かかります。
ファンモーターの故障の場合は、約2万1千円~約3万3千円程度かかります。
圧縮機の故障の場合は、約4万円~約10万円程度かかります。

◇室内機から風が出てこない

室内機から風が出てこない原因はいくつかありますが、マイコン・ファンモーター・圧縮機の故障がおもな原因です。
これらを修理する場合にかかる費用相場は以下になります。
マイコンの修理で約1万5千円~2万8千円となります。
ファンモーターの修理で約2万1千円~約3万3千円となります。
圧縮機の修理で約4万円~約10万円となります。

◇設定した温度の風が出てこない

設定した温度の風が出てこないときは、基板・冷媒管・四方弁コイルが故障している可能性が高いです。
これらの修理をするのにどのくらいの費用が必要なのか紹介します。
室内機の基板の修理で約2万2千~3万4千円かかります。
室外機の基板の瀬有利で約2万6千~4万円でかかります。
冷媒管の修理で約3万~約1万1千円かかります。
四方弁コイルの修理で約1万2千円~約1万9千円かかります。

◇運転ランプが点滅して起動しない

運転ランプが点滅して起動しない時の原因は、温度ヒューズなどの電気部品・室内機基板の故障だと考えられます。
その修理費用の相場は以下になります。
電気部品の修理で約1万3千~2万円かかります。
室内機基板の修理で約2万4千~3万6千円かかります。

◇ルーバーが動かない

ルーバーとはエアコンの風が出てくるところにある、風向を上下左右に調整するための長方形の板です。
ルーバーが動かないときは、ルーバー自体またはルーバーを動かすモーターが故障しています。
モーター・ルーバーの修理費用の相場は次のようになっています。
モーターの修理は約1万1千円~2万2千円でできます。
ルーバーの修理は約7,000~1万5千円でできます。

◇室外機が動かない

エアコンの室外機には、ファンを回して室内機から送られてきた熱を外へ吐き出す役目をしています。
室外機が動かない場合、室外機の基板・室外機のファンモーター・圧縮機・センサーが故障している可能性があります。
それらの修理費用は次のようになります。
室外機の基板の修理には約2万6千円~約4万円かかります。
室外機のファンモーターン修理には約2万円~3万3千円かかります。
圧縮機の修理には約4万円~約10万円かかります。
センサーの修理には約1万1千円~約1万7千円かかります。

◇リモコンでの操作できない

リモコンの修理費用の相場は約6,500円~1万3千円かかります。

◇エアコンから水漏れしている

エアコンから水漏れしている場合、ドレンホースの中が詰まって外へ排水されていないことがあります。
ドレンホースの修理費用の相場は、約1万~3万3千円となります。

買い替えた方が良い

買い替えた方が良い

エアコンの寿命は平均で約10~15年というのが一般的です。
故障する前には故障のサインがあらわれます。
次の症状が出るようになったら買い替え時期なのかもしれません。

◇冷暖房がほとんど効かない

この症状は、エアコンの寿命が近い場合にもっとも多く見られます。
原因が特定できれば、エアコン掃除や部品を交換して直ることもあります。
しかし修理して直った場合でも、それが古いエアコンであれば新しいものに比べると電気代が高くなる可能性が高くなります。
修理費用があまりにも高額になったり、新品のほうが電気代は安くなるのであれば、古いエアコンを使い続けるのではなく買い替えを検討したほうがよいかもしれません。

◇室内機を運転させると異音がする

寿命が近いと、キュルキュル・ガガガガなどの異音を生じる可能性があります。
この場合、部品が摩耗したり欠損したりしている可能性があります。
摩耗や欠損があるときは、部品を交換して修理することが一般的ですが、古い機種の部品はメーカーがすでに生産を中止していることがあります。
その場合は根本的な修理自体出来ないため、買い替えるしか方法はありません。

◇室内機から水漏れをしている

エアコンには、室内機の内部で結露した水分を外に排出するためのドレンパンという部品があります。
このドレンパンに亀裂や破損が生じ、室内機から排水できないと、水が逆流して室内機から水漏れすることがあります。
ドレンパンが故障の原因でなければ、ほかのエアコン内部の部品が故障していることになります。
エアコン内部の部品の修理は難易度が高いため、費用が高くなるケースがほとんどです。
その場合は、修理するのではなく買い替えたほうがよいかもしれません。

◇購入してから10年以上経っている

先述しましたように、エアコンの寿命は使用頻度にもよっても変わりますが、約10~15年ぐらいです。
長く使っていると故障箇所が複数出てくる場合もあり、全部修理するとかなり高額になってしまうことがあります。
またメーカーの保証期間を過ぎた古いエアコンの場合は部品が手に入らず、修理できないこともあります。
その場合はエアコンの買い替えを検討するのも手です。

故障かどうかを確認

故障かどうかを確認

販売店やメーカーなどに修理を依頼する前には、まず故障しているかどうか確かめましょう。
場合によっては故障ではなく、設定ひとつで正常運転ができるという可能性もあるので、以下の対処法を試してみてください。

◇応急運転を使用してみる

応急運転というのは、室内機本体にスイッチが付いているのでそれを直接押してエアコンを稼働させましょう。
応急運転をすると、不具合の原因がエアコン本体にあるのか、リモコンや電源などほかの場所にあるのか明確な原因がわかります。
メーカーや機種によっても違いますが、室内機には応急運転スイッチがあります。
応急運転スイッチは通常、室内機のカバーを持ち上げると右端にあります。
このスイッチを使って応急運転をします。
この動作を行ってみて冷房や暖房が正常に動作するようであれば、不具合の原因はエアコン本体にあるのではないということがわかります。

◇電源の確認

リモコンを押しても電源が入らない場合は、プラグがコンセントに差してあるか確認してください。
待機電力を節約するためにプラグを抜いていて、使用時にそのことを忘れているケースもあります。
また、エアコンは基本的に専用のコンセントで配電盤につながっているため、ほかの電気は使えるのにエアコンのブレーカーだけが落ちているということも十分に考えられます。
配電盤を見て、エアコン専用のブレーカーが落ちていないか確認してください。

◇設定温度や風量の確認

冷房の場合は設定温度が室温よりも高すぎたり暖房の場合は低すぎたりすると、送風になって冷たい風や温かい風が出てこないことがよくあります。
まず室温とエアコンの設定温度を確認してみてください。
また、風量は弱になっていると、設定温度になるまで時間がかかることがあります。
自動運転にしておけば、設定温度に応じて風量を自動で調節してくれます。

◇リモコンと室内機の設定を確認

本来、リモコンと室内機の設定温度は同じになるはずです。
しかし、リモコンを室内機に向けずにボタンを押すと、設定温度が室内機の運転に反映されない可能性があります。
冷暖房が効いていないと感じたら、もう一度リモコンを室内機に向けてボタンを押しましょう。

◇室外機を確認

寒い時期は暖房が突然停止したり、起動しなくなったりすることがあります。
この現象は、室外機に霜がついている可能性があります。
室外機に霜がつくと、エアコンは自動的に10分間ほど霜取り運転をおこないます。
この運転をしている間は、室内機から暖かい空気は出てきません。
雪の多い地域で霜取り運転が頻繁に起こる場合はうまくエアコンが稼働しないため、雪がかからないように室外機の上に防雪フードなどを設置すると霜取り動作をしなくなります。
また、室外機のまわりに植木鉢などの障害物が置いてあると、冷房時に冷たい空気が出てこないことがあります。
これは、障害物によって熱交換のための空気が排出できないからです。
室外機の回りに障害物があれば、別の場所に移動させましょう。

コンプレッサーが故障の確認と修理や交換

コンプレッサーが故障の確認と修理や交換

コンプレッサーの故障に関して具体的な確認方法を紹介していきます。
エアコンの故障時にも原因を特定する必要があるので、この方法を覚えておくと良いでしょう。
自力でも修理はできますが、専門性の高い作業になるので素人が手を出さないで業者へ依頼することをおすすめします。
コンプレッサーが故障した場合には修理、または交換が必要になります。
自力でも行なえますが、専門性の高い作業になるので業者へ依頼することをおすすめします。

◇音を確認する

コンプレッサーが故障した時にたまに異音がすることがありますが、その場合、室外機でカタカタ、カチカチと言う音が鳴っていないかを確認してください。
普段から室外機の音を聞いていないと気付き難いので、正常時にも音を確認しておき異音かどうか聞き分けられるようにしておくと良いでしょう。

◇電流測定器

電流測定器を使用することで、コンプレッサーの故障かどうか確認できます。
使い方としては、室内機のパネルを開けて端子に入るケーブルが数本あるので、それぞれ計測して下さい。
ケーブルは電源線だけではなく室外機へ繋がるものもありますが、電流の有無を調査するときは全て計測して、どれか1つでも異常があれば故障と考えるのが一番早いでしょう。
電流計測器は普通の家庭では持っていないと思いますが、ホームセンターやインターネット通販で購入できます。
価格的にも数千円程度なので1台持っていても損は無いでしょう。

◇修理する

コンプレッサーはエアコンの心臓部分でもあり、故障した場合に素人が修理すると言うのは非常に難しいことです。
もちろん技術的には可能なのですが、手間や費用を考えると交換することをおすすめします。
どうしても修理したい場合は、専門業者へ依頼しましょう。
DIYが得意な人が自力で修理しているブログをよく見かけますが、それ以上に自力で修理しようとして失敗したと言う記事の方が多いです。
電気に強く手先が器用な人のみ自力で行ない、基本的には業者へ依頼と考えておいた方が良いでしょう。

◇交換

コンプレッサーの交換をする場合はある程度費用が掛かりますが、依頼業者によっても金額が大きく変わります。
と言うのもコンプレッサーの交換は新品を購入した方が安いので、どの業者も高めに設定しているようです。
また、新品を購入してもらった方が、後々のメンテナンス料や設置費もあって業者側からするとお得なのです。
もちろん修理を依頼することは可能ですが、新品で購入した場合とどちらが費用は安く済むか?修理した場合、その後何年くらい使用できるか?を考えてから決めた方が良いでしょう。

エアコン修理と買い替えはどちらがお得?まとめ

まとめ

エアコン修理と費用について紹介してきました。
エアコン修理をした方が良いのか交換した方が良いのかは、故障した原因によって変わるという事がわかったのではないでしょうか。
実際にどのようにして原因を見つけて修理するべきか、交換するべきかを決めればいいのかをここで紹介してきましたのでぜひ参考にされてください。

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