エアコン修理が必要になったり、修理では無理な場合に買い替えなどをしなければいけなくなります。
その場合、どのくらいの費用が相場なんでしょうか。
わからないという人が多いのではないでしょうか。
エアコンの修理や買い替え時の費用相場を詳しく紹介します。
業者別にもわかりやすく費用相場を説明しているので、修理や買い替えが必要になったときはこちらの情報を参考にしてみてください。
目次
エアコンの修理と交換の時の費用相場
一口にエアコン工事と言っても、どのような工事をしてほしいかで違います。
悪徳業者にだまされないためにも、依頼したい工事内容を事前に自分自身でも把握しておくことが必要です。
主なエアコン工事の種類と費用相場について見ていきましょう。
◇修理を安く行うためのポイント
エアコンのトラブルといえば、冷房や暖房の効きが悪くなった、電源が入らない、電源ランプはつくけれど運転を開始しないなど、トラブルは多種多様です。
エアコンは夏や冬に特に頻繁に使用するものなので、使わない春や秋の時期はどうしても掃除・点検などが疎かになります。
季節をまたいで久しぶりに使ったら、エアコンの調子が悪ときはよくあるので注意が必要です。
以下は、エアコンを修理したときの費用相場となります。
家庭の状況によって費用は変わってくるので、参考程度に考えてください。
快適にエアコンを長期間使用し続けるには、1年に一度専門の施工店にクリーニングも含めたメンテナンスを行ってもらうと長持ちします。
取り付けや修理を行う場合と同じように、複数の施工店に相談して比較検討してください。
点検費用として3,000~5,000円・冷房・暖房ができない15,000~70,000円・電源が全く入らない10,000~36,000円・フィルターが自動清掃しない10,000~30,000円・コンプレッサー(圧縮機)の修理20,000~80,000円・室外機の異音7,000~18,000円・室外機から水が漏れる15,000~30,000円というのが費用相場です。
◇既存エアコンの取り外し工事
既存のエアコンを取り外す工事の場合、取り外し費用の相場は4,000円?6,000円くらいかかります。
取り外し工事に関しては、余計な追加料金を請求されることはあまりありません。
それでも、より安く済ませたいなら自分で取り外すという方法もあります。
インターネットなどで検索すれば、写真付きで取り外し方を解説しているサイトはたくさんあるので、意外と簡単に取り外せます。
特別な工具も必要なく、費用としては数百円程度で済ませられます。
引っ越しの場合は引越し業者がオプションで対応してくれることもあるので利用してみてください。
ただし、思っている以上に割高になる場合もあるので、慎重に検討することをおすすめします。
なお、処分するなら、取り外しから引き取りまで無料で対応してくれる業者もあるので、探して利用すると便利です。
◇エアコンの取り付け工事
購入した場合エアコンを取り付ける工事が必要になります。
業者に設置してもらうと新品の標準設置なら、相場は8,000円?16,000円くらいです。
当日の工事の内容次第では追加料金が発生することもあります。
例えば、室内機と室外機を配管パイプで繋ぐ必要がある場合、追加料金として1m約2,000円?3,000円程度の追加費用が必要になります。
業者によって、標準設置でどこまでカバーしてくれているかに関しては違うので、注意してください。
自分の取り付けたいエアコンの状態によって、追加費用がどこまで発生するかは業者ごとに大分違います。
基本費用の安さだけで業者を選ぶと、思っていた以上に追加費用が発生ししてしまい、最終的に相場よりも高くなってしまったというケースもよくあります。
業者を選択するときは、事前に見積りや詳しいカバー内容を教えてもらい、よく比較検討してください。
なお、中古エアコンの場合は新品よりも安く済ませられます。
◇移設工事
移設工事とは、文字通りエアコンを移設する工事のことです。
この工事の相場は8,000円?15,000円くらいです。
ただし、移設工事も追加費用に気をつけなければいけません。
取り付ける位置、室外機の場所などによっても料金は大きく変わります。
複数社から見積りを取得して、どこに依頼するかをよく検討して決めましょう。
なお、移設工事に際して普段耳慣れない単語を聞くことも多いと思います。
業者の人が言うのだから間違いないだろうと安易に信用するのではなく、本当に必要なことなのか自分でチェックすることが重要です。
近年はインターネットで検索をすると、知りたい情報が詳しくわかりやすい用語説明が見つかるため、見積りを見ながらよく検討すれば理解に困ることはないでしょう。
エアコン工事の依頼先別の費用相場は?
工事の依頼先をどのようなタイプの設置にするかによっても費用は変わります。
現在、エアコン工事の中で、取り付け工事を利用する人が多いです。
取り付けは素人が行うことが難しいため、業者などに依頼するのが一般的です。
代表的な依頼先を見ていきましょう。
◇街の電気屋
対面で工事の依頼ができる電気屋さんは、普段から話しをしていて親しい関係なので信頼できるお店を選びやすいというメリットがあります。
ただし、個人経営が多いため価格は他の業者に比べると高めであることが多いです。
エアコン取り付け専門の業者ではないため、費用面のお得感はあまりありません。
しかし、信頼できる街の電気屋さんを知っているなら、利用を検討する価値はあります。
◇家電量販店
家電量販店でエアコンを購入すると、基本的に取り付け工事費用がエアコンの本体代金に含まれるのが一般的です。
エアコンは室内機と室外機をつなげる配管工事が別途必要ですが、数メートル程度なら標準工事費用に含まれているので、室内機の真裏に室外機がくるなら、追加料金は必要ありません。
家電量販店は、実物のエアコンを見ながら店員と直に話してから購入できるというメリットもあります。
購入時に工事費用がどこまで含まれているのか確認して、追加費用が必要かどうかを確認しましょう。
わかりやすく余計な費用もかからないので安心して利用できるでしょう。
◇ネットのエアコンの取り付け工事業者
ネットショップなどを利用してエアコン本体だけ購入し、その後取り付けを業者に依頼するという設置方法もあります。
価格は他の依頼先に頼むよりも安い場合が多いです。
ただし、ネット業者はピンきりで設置作業時にトラブルになるケースもあります。
トラブルが起きてしまうこともよくあるので、値段や対応含めてどこに依頼するのか慎重に選ぶ必要があります。
なお、エアコン本体と取り付け工事をセットで販売しているネットショップなどもあります。
こちらを利用すると、工事費用が予め購入時にわかるのでわかりやすく費用面でトラブルになるケースも少ないです。
もちろん、ネットで注文する場合は、口コミなどの情報を確認して信用できる店を選ぶことが肝心です。
◇引越し業者
引越し業者の中にはオプションでエアコンの取り付けや取り外しを行ってくれる業者もあります。
引越し業者へエアコンの設置も一緒に依頼すると、引越し時に別途新しく業者を探す必要がないので、手間が少ない点が一番のメリットです。
ただし、追加費用は若干高いことが多いので注意しましょう。
取り付けを行うのは引越し業者の下請け業者になるので、伝達事項が下請け業者まで上手く伝わっていないなどのトラブルが発生することもあるので注意が必要です。
ネットの業者を選ぶときの注意点
価格面で考えると、自分でできる取り外し工事以外の取り付け工事は、ネット業者を利用すると一番安く済ませられる可能性が非常に高いです。
ただし、信頼性という面では不安なので、利用者が信頼できる業者を選ぶために押さえておきたいポイントをまとめてみました。
◇事前見積りを取る
まずは依頼する前に見積りを取ることが大前提です。
最低でも2?3社程度は見積りを取り、業者ごとの見積もり内容を比較検討しましょう。
その際に、ネットなどに記載されている基本料金と見積りで出してもらった料金にあまりにも差があるなら悪質業者の恐れがあるため依頼しないほうが良いでしょう。
このような場合、安い基本料金で集客し、実際には高い追加料金をとる悪質な業者である可能性が高くなります。
大手の通販会社であれば安心かというと、必ずしもそうとは言い切れません。
名前の知れた業者であっても、実際に工事を行うのは下請け業者の場合がほとんどです。
気になる業者がある時は、大手かどうかに注目するよりも、見積りを取得して自分の目で内容を吟味して正規料金なのかどうかを見極めることが重要です。
もちろん、値段だけでなく総合的なサービスや対応の仕方などに関してもチェックしておきしょう。
◇工事後の保証制度の有無の確認
業者に依頼して取り付け工事をしたけれど動かないという万が一の事態を避ける為に、工事後のトラブルに対する保証制度の有無をチェックしておくことが大切です。
中には保証制度がない業者もあるので、基本的に保証制度がある業者を選ぶと間違いないでしょう。
工事をしたがエアコンが稼働しないという事例は結構あります。
保証制度を整備している業者の方が安心して依頼できます。
◇口コミや評判をチェック
業者を選ぶ選択肢として口コミや評判も参考になります。
特に自分と同じ機種のエアコンの工事依頼をした人の感想があるととても安心できます。
同じ機種の工事をした経験がある業者ということは、その業者が取り付けに関わるノウハウを取得している可能性が非常に高いので、安心して工事を任せられるケースが多いです。
口コミや評判に関しては、複数の意見を見ておくとより確実でしょう。
◇キャンセル料金
事情があってたまに工事をキャンセルする必要が出ることもあります。
その際にキャンセル料金がかかるのか、またキャンセル料金が必要になるのはどのような場合かを確認しておくことも必要です。
業者によってはセット申し込みでお得になる割引をすすめてくるところもありますが、もしセット料金を選択して後からキャンセルがきかないということになると、結果的に損をしてしまいます。
不安な時は、依頼する前に担当者に問い合わせをして確認しましょう。
相手の説明が不十分なら依頼をしない勇気も必要です。
エアコン取り付けの費用相場
エアコンの取り付け費用は、商品代を除いて2万円~4万円前後というのが一般的です。
20畳~30畳対応できる大型エアコンは、取り付け費用だけで5万円以上かかることもあります。
また、古いエアコンを新しいものに交換する場合は、古いエアコンの処分費用も別途必要になります。
下取りしてくれる施工店もあるので、契約する前に費用内訳について必ず確認するようにしてください。
ホームページにエアコン取り付け5000円と掲載してあったので、安さに惹かれて契約したが、実際には標準工事以外の工事が発生したり、追加工事によって3万円以上請求されたケースもあります。
誰もが少しでも安いところに依頼したいと思いますが、工事内容を確認せずに依頼するのはやめましょう。
◇標準工事の内容を要確認
エアコンの取り付けは、大手の家電量販店や近所にある電気屋などでも行っていますが、どこに依頼するにしても依頼する際はエアコン取り付けの標準工事について必ず確認してください。
標準工事はエアコンを設置するための基本的な工事です。
この標準工事以外の工事が発生した場合は、追加工事となるため別途費用がかかります。
一般的なエアコンの標準工事は次のような工事になります。
配管用の穴あけ(木造、モルタル壁で1ヶ所のみ)・エアコン室内機の設置(大地置き、ベランダ置き)・配管パイプの接続、テープ巻き上げ(4mまで)・既存のアース線への接続・真空引き作業(エアパージ)というのが標準工事作業となります。
会社によって標準工事の内容は異なるし、実際に行われる取り付け工事が標準工事内で収まることなのかも、併せて確認しておきましょう。
◇取り付けは追加費用が発生することがある
標準工事について説明しましたが、エアコンの取り付けには標準工事と追加工事の2つがあります。
基本的な工事は標準工事に含まれますが、既存のエアコンの取り外しやコンセントの増設などは追加工事となります。
追加工事が発生すると、標準工事の料金に追加されるため工事費用が大分高くなります。
そのため、ホームページなどに掲載されていた金額と違ったからといって、一概には悪質な会社とはいえません。
予想していた費用よりも掲出された見積もりが高かったときは、業者に費用の内訳をしっかりと確認してください。
その際、内訳がはっきりしなかったり、はぐらかされたりする場合は、悪徳業者の可能性が高いのでその時は依頼を控えましょう。
エアコン修理や買い替えの費用相場はどうなの?まとめ
ここまで、エアコンの費用相場に関して、業者別、ネット申し込みなどでどの程度なのかを詳しく紹介してきました。
あと、ネット注文をするときの注意点なども紹介してきました。
今からエアコンの修理や買い替えをしようと考えている人はぜひ参考にしてください。