エアコンクリーニングは業者に依頼するものと思っている人も多いのではないでしょうか。
エアコンクリーニングは業者に依頼して行うより、自分で行った方が費用面では断然安く済みます。
ただし、素人ができるエアコンクリーニングなどは限られていて、できるだけ業者に依頼してきれいにしてもらいましょう。
目次
自分でエアコン掃除ができるのは3箇所
まず始める前に、エアコンのどの部分を掃除するかを紹介します。
今回は、取り外せるパーツの掃除です。
取り外せるパーツには、フィルター・ルーバー・カバーの3つがあります。
それぞれがエアコンのどこの部分なのか説明していきます。
◇フィルター
フィルターは、部屋の空気に含まれるチリやホコリなどのゴミを取り除いてくれる部分です。
エアコンを使えば使うほど汚れが溜まっていきます。
フィルターはこまめに、週1回程度は掃除してあげましょう!
◇ルーバー
ルーバーはエアコンの電源をつけたときに、真っ先に動き出す横長のパーツデス。
上下左右に風向きを変えてくれる大事なパーツます。
フィルターと比べ、汚れが溜まりにくいので、3ヶ月に1回程度の掃除をすれば大丈夫です。
◇カバー
カバーは、フィルターを覆っているところです。
前面パネルと呼ばれることもあります。
取り外せますが、機種ごとに取り外し方が違います。
付属の取扱説明書を確認しましてください。
こちらもルーバーと同様に、3ヶ月に1回掃除をしてください。
自分でできるエアコンの掃除
エアコンクリーニングは人任せなのでしょうか。
ひどい環境となっています。
◇掃除に必要な道具
自分でエアコン掃除をする場合、自宅にあるものを積極的に活用したいですよね。
掃除前には、以下のものを用意しておきましょう。
掃除機・使い古しの歯ブラシ・タオル・キッチンペーパー・割り箸・輪ゴム・雑巾などを用意します。
◇自分でできるエアコンの掃除方法
作業前には、必ずエアコンのコンセントを電源から抜いておきます。
コンセントを差しっぱなしにしていると、洗浄液使用時に漏電又は感電する恐れがあります。
エアコンパネルの両端についているロック解除ボタンを押してパネルを持ち上げます。
つまみを持ちながらフィルターを引き出します。
汚れの掃除機での吸引はオモテ面から行いましょう。
フィルター はウラ面からオモテ面に向かってエアコンの空気を出しているため、汚れもウラ面からオモテ面に出ようとします。
そのために、その流れに沿って汚れをとるとスムーズに汚れが取れます。
汚れの吸引はオモテ側からと説明しましたが、汚れを水で押し流すのはウラ面から行うとスムーズに流れていきます。
フィルターの汚れが酷いときは、歯ブラシなどでこすり落とします。
清潔なタオルでフィルターの水気を取り、陰干しして完全に乾燥さてから元の場所に設置しましょう。
割り箸にキッチンペーパーを巻き付けて輪ゴムでとめ、お掃除棒を作ります。
掃除棒を湿らせてから固く絞り、吹き出し口や枠の汚れを取り除きましょう。
室内機の外側は、掃除できる範囲を雑巾で拭きとります。
熱交換器(冷却フィン)は、フィルターの奥にある金属部分がそれです。
表面についているホコリは掃除機で取ります。
曲がりやすいデリケートな素材でできているので、無理に奥まで掃除しようとしたり、市販の高圧洗浄機を使うと曲がってしまいます。
フィルターとコンセントを戻します。
ここまで終われば掃除は終了です。
◇エアコン内部は自分で掃除してもいいの?
エアコン内部を自分で掃除するのは、おすすめしていません。
自分でできるのは、これまでご紹介した掃除範囲のみとなります。
エアコン掃除のプロへのアンケート調査によると、プロが一番気をつけた方がいいと回答したのは素人では取りきれないエアコン内部のカビ取り作業です。
◇エアコンクリーナー(スプレー)は使ってもいいの?
エアコンクリーナーを使うと、汚れがついてしまい、健康被害を及ぼす可能性もあります。
また自己流の掃除は故障に繋がる可能性もあります。
取り外せないパーツはどうするの?
取り外せないのは、エアコンの内部のパーツです。
フィンやファンなどがそれにあたります。
どう処理すればいいのでしょうか?
◇ファン
ファンはエアコン内部の空気の流れを作るパーツです。
筒状の部品がくるくると回転して、空気を吸ったり吐いたりしてくれます。
そんなファンにホコリやカビが溜まると、効率的に空気の流れが作れなくなり冷暖房効果が減少します。
そうすると、風力が弱まってしまいます。
◇フィン
フィンやファンのお掃除の場合、エアコンクリーナーを使用するか、業者さんにエアコンクリーニングを依頼するべきとよく言われています。
ただし、エアコンクリーナーは正しく使わないと、カビの発生や発火の危険があるのです!そのため、エアコンクリーニングのプロにお掃除を依頼するのがおすすめ。
◇エアコンの内部のお掃除
フィンやファンの掃除の場合、エアコンクリーナーを使用するか、業者にエアコンクリーニングを依頼するべきとよく言われています。
ただし、エアコンクリーナーで掃除をする場合は正しく使わないと、カビの発生や発火の危険です。
そのため、エアコンクリーニングのプロにお掃除を依頼するのをおすすめします。
自動洗浄してくれるエアコンはどうしたらいい?
エアコンの中には、自動洗浄してくれるタイプの機種もあります。
とても便利な自動洗浄タイプのエアコンですが、これらの機種ならまったく掃除をしなくて良いのでしょうか?
自動洗浄ではどの部分を掃除しているのでしょうか。
自動洗浄機能のあるエアコンも掃除をするべきなのか、詳しく見てみましょう。
◇熱交換器を自動洗浄してくれるエアコン
自動洗浄をしてくれるエアコンの中にも種類があり、フィルターの掃除をしてくれるタイプ・熱交換器(フィン)やファンの掃除もしてくれるタイプの2種類があります。
フィルター掃除タイプのものは、その名の通りフィルターのみを掃除してくれるだけです。
熱交換器やファンを自動洗浄してくれるタイプなら、エアコンの内部までしっかり掃除をしてくれるのでほとんどクリーニングの手間はかかりません。
それではいったいなぜ、エアコンを使うだけで内部の掃除もできるのでしょうか。
そこで、エアコンの内部を見てみると、最新のものは空気中の水分を一度凍らせ、その後一気に溶かして、汚れを洗い流していることが分かりました。
掃除中はエアコンが使えないため、寒い季節、暑い季節はタイマー機能などを利用して掃除できるモデルがあるのでそちらが手間が省けて非常に便利です。
◇自動洗浄してくれるエアコンは掃除するべき?
私たちの生活を快適にしてくれる熱交換器の自動洗浄ですが、定期的に掃除していればそれでよいというわけではありません。
水で洗い流すタイプの自動洗浄では、油汚れやカビ、雑菌などに対抗できないのです。
一見清潔に見える水で洗い流す機能ですが、内部に水分が残ってしまい、その水分がカビの原因になるケースもあります。
この対策として、最近では乾燥機能付きのエアコンも増えてきました。
問題は多少ありますがそれでも、掃除機能がないエアコンと比較すれば、清潔な状態を保てる自動洗浄タイプのエアコンは効果的で実務的です。
自動洗浄にプラスして、掃除もきちんとしてあげましょう。
◇自動洗浄タイプは家庭で掃除できる?
自動洗浄タイプのエアコンであっても、完璧に汚れを取り去れる訳ではありません。
フィルターやカバー、吹き出し口の掃除をこまめに行い、清潔な状態を保つようにしましょう。
熱交換器部分を掃除するアイテムもありますが、洗浄後しっかり乾燥させないと、内部に水分が溜まりカビの原因になってしまうこともあります。
エアコンを長く清潔に使いたいのなら、熱交換器の自動洗浄機能がついているモデルであっても、プロのクリーニング業者に依頼するのがおすすめです。
エアコンクリーニングは自分でできるの?自分できる3か所!まとめ
エアコンクリーニングを自分でする場合のメリットとデメリットについて紹介してきました。
何よりもエアコンが壊れないようにしなければいけません。
その件に関しては、業者に依頼するときれいにクリーニングしてくれます。