エアコンは夏になると必ず使うものなので、その前にエアコクリーニングをしておく必要があります。
エアコンクリーニングをするときに市販であるスプレー洗浄液を使うことが多いと思いますが、これって大丈夫なのでしょうか。
実際に使うとデメリットもありおすすめできない点もあります。
実際にエアコンクリーニングスプレーを使った時のデメリットなどを紹介します。
目次
エアコン洗浄スプレーとは?
エアコン洗浄スプレーは、簡単に言うとエアコンの内部を掃除するためのスプレーのことです。
しかし、一口にエアコンと言っても、エアコンにはいくつかのパーツがあることをご存知ですか? エアコン内のパーツを見てみましょう。
◇フィルター
1つ目は、フィルターです。
フィルターは一番表面についていて簡単に手で外せるので、本体から外して掃除機でほこりを吸い取り、水洗いして乾かせば掃除完了です。
◇フィン
2つ目はフィン(熱交換器)です。
フィンは本体から外すことができないので、エアコン洗浄スプレーをホームセンターなどで購入して、直接吹きかけて掃除します。
実は、販売されているエアコン洗浄スプレーのほとんどが、フィン洗浄用です。
◇ファン
3つ目はファン(送風機)と呼ばれる部分です。
あまり知られていませんが、実は数は少ないですが、ファンを掃除するための洗浄スプレーも販売されています。
エアコンの吹き出し口にスプレーを直接吹きかけて洗浄します。
このように、エアコン洗浄スプレーはエアコンのパーツ別に、使う種類が分かれています。
しっかりと確認してから選ぶようにしてください
スプレーを使った掃除方法
エアコンスプレーを使うと、スプレーの薬剤がエアコンの内部に残ります。
残った薬剤は、悪いことに汚れやカビの栄養となってしまい、かえってカビがエアコン内部で繁殖する原因となってしまいます。
これが、あまりエアコン洗浄スプレーをオススメできない大きな理由です。
◇手間がかかる
エアコン洗浄スプレーを使って掃除をすると、掃除するのに手間がかかるというのが一番のデメリットです。
掃除をするにはエアコンの周りを養生しなければなりませんが、慣れていないとなかなか上手く養生ができないで時間がかかってしまいます。
また、作業を開始してから養生が上手くいっていない場合、汚れた水などが床に落ちたりして部屋に撒き散ってしまう可能性があります。
◇洗浄力が弱い
洗浄スプレーは、表面の汚れを取るだけなので、内部の汚れは取れあないため、完全に汚れを取り除くことは難しいです。
◇水漏れの危険
エアコン内部に洗浄スプレーの泡が残ると、その泡や泡に付着した汚れによって、エアコン内部で発生した水を排出するホース内で詰まる可能性があります。
ホース内が詰まると、エアコンから水漏れを引き起こす原因にもつながります。
◇火災や故障の恐れ
掃除中に洗浄スプレーを誤って、エアコンの電子機器にかけてしまうと、火災の原因になることもあります。
火災にならなくても、エアコンの故障を招いてしまい最悪パソコンを購入し直さなければいけなくなることがあるので、使用には注意が必要です。
スプレー掃除のデメリット
自分でエアコンクリーニングをするときに、スプレー式の洗剤を吹きかけますが、これってデメリットはないのでしょうか。
スプレー式の洗浄で出てくるデメリットをしっかりと理解しておきましょう。
◇カビが繁殖する
エアコンスプレーを使うと、スプレーの薬剤がエアコンの内部に残ってしまいます。
残った薬剤は、汚れやカビの栄養となってしまい、きれいになるのではなく、かえってカビが繁殖する原因となります。
これが、エアコン洗浄スプレーをあまりオススメできない大きな理由でもあります。
◇手間がかかる
エアコン洗浄スプレーを使って掃除をすると、手間がかかるというのが一番のデメリットです。
掃除をするにあたっては周りを養生しなければなりませんが、慣れていないとなかなか上手くいかず、時間がかかります。
また、養生が上手くいってない場合、作業を開始してから汚れた水などが部屋に撒き散ってしまう可能性があります。
◇首肩腰にくる
頭より上の場所での作業なので、マスクやメガネを着けてもカビやほこりを吸い込んだり目に入ったりすることもあります。
また、作業中はずっと上を向いて腕を上げていなければならないので、終わった時には首肩腰がバキバキに固まってしまうという事もあります。
◇完全に汚れを取るのは難しい
そしてなにより問題なのは、エアコン洗浄スプレーを使用しても完全にエアコンの汚れを取ることは難しいところです。
手間をかけても、自分の力ではエアコン内部まではきれいにできません。
◇エアコン内部に残った薬剤が、カビの新たな原因になってしまう
徹底的にエアコンを綺麗にしたいのであれば、プロにクリーニングをお願いしてもらった方が確実に汚れを落とせるでしょう
スプレーを使わない掃除方法
自力でできる掃除方法には、フィルター掃除が簡単にできます。
フィルターを外して、掃除機でほこりを吸って、水洗いをします。
非常に簡単なので自分でやっている人は多いのではないでしょうか。
◇エアコン掃除はプロにお任せ
エアコンを購入してまだあまり機関が経っていない場合は、掃除機を使って掃除をする方法でも十分綺麗になります。
しかし、定期的に掃除をしていなかったり、カビ臭さなどが気になる場合、自分で落とせない汚れが出ていることも考えられます。
エアコンはきれいにしたいけど自分でやるのは難しそうだし大変、という人はエアコンクリーニングのプロの業者に依頼するのが良いでしょう。
プロに任せることの一番大きな違いは、フィルターのみでなく分解して内部の送風機までキレイにしてくれることです。
送風機がキレイになるとそれだけフィルターに吸着する汚れも少なくなります。
エアコンスプレーで洗浄するのは大丈夫なの?まとめ
ここまで、エアコンクリーニングを自分でするときに使うスプレー洗剤について、どこに使ってどのような効果があり、どんなデメリットがあるのかを紹介してきました。
スプレーを使っている人は今一度認識をしておいた方が良いことばかりが紹介されています。