エアコンクリーニングと言えば室内機ですが、室外機もあります。室外機のクリーニングは必要なのでしょうか。一般的に室外機は外気の変化や自然災害などにも耐えられるようにある程度放置していても壊れることがないように設計されています。そのため、室外機は基本的にはクリーニングは必要ありませんが、長年使っていると、ゴミやほこりが溜まったりして本来の動作をしなくなることがあります。その時は、クリーニングが必要になります。
目次
エアコンクリーニングは室外機も必要なの?
エアコンクリーニングといえば、室内機をイメージしている方が多いと思いますが、室外機のクリーニングは必要なのでしょうか?室外機クリーニングの必要性はどうなのでしょうか。
室外機のクリーニングについて詳しく説明します。
◇室外機の掃除の必要性
エアコンの室内機のフィルター掃除などは自分で手入れして、業者による定期的なクリーニングが必要になります。
しかし、室外機は基本的に屋外での雨ざらしに耐えられるように設計されているため、基本的にはメンテナンスフリーです。
室外機は室内機のように、シーズンごとの手入れは必要ありません。
室外機が汚れているから、エアコンを使ったときに汚れた空気が入らないか気になると思う方もいるかもしれませんが、その心配の必要はありません。
実は、室内機と室外機とは空気のやり取りは行っていないため、繋がっている配管は室外機で圧をかけた冷媒ガスを室内機の熱交換器に送るためのものです。
したがって、室外機が汚れていても室内の空気が悪くなるといった影響はまったくありません。
しかし、室外機まわりが次のようになっている場合は、掃除をしなければいけません。
室外機の中やまわりにゴミが溜まっている・異音がする・室外機内部やまわりにゴミが溜まっていると、目詰まりを起こしてしまって冷暖房効率が低下し、電気代が余計にかかってしまったりすることがあります。
最悪の場合、エアコンの故障に繋がる恐れもあります。
室外機から異音がする場合でも、室外機内部にゴミが詰まっているという可能性が高くなります。
◇室外機クリーニングはDIYできる?
基本室外機はクリーニングの必要はありませんが、室外機にゴミが溜まっていたり、異音がしたりする場合は早めにクリーニングを行いましょう。
室内機クリーニングは、自分でできる箇所もありますが、分解しての内部の掃除はプロのエアコンクリーニング事業者にしか行えません。
無理にやろうとすると、不具合や故障の原因となる可能性があります。
自分でできる範囲の掃除を行ったとしても、奥の方に汚れが溜まっていたり、室外機の異音が止まなかったりする場合は、プロの業者に依頼してください。
しかし、なかなか室外機の内部の様子まで自分で見るのは難しいので、室内機のクリーニングを業者に依頼した時に、同時に室外機のクリーニングもお願いするのが料金的にもおすすめです。
室外機のDIY可能な場所
室外機は自分でクリーニングをすることも可能です。
その場合、どんなところがクリーニングできる場所なのかを見てみましょう。
◇外側の汚れ
室外機の表面の汚れは、まずはほうきで掃除をしましょう。
枯葉やクモの巣などが表面に付着していることが多いので、ほうきで掃いて払い落します。
ほうきで落としきれない汚れが残ったときは、固く絞った雑巾で拭いてきれいにしてください。
特に掃除すべきなのは、正面の風の吹き出し口になっている網目状の部分が重要です。
網目にホコリや枯葉が詰まりやすいので、ほうきでも取り切れないときは掃除機で吸い取るのがおすすめです。
使い古しの歯ブラシを穴に差し込んで、ホコリを掻き出すのも効果的です。
また、室外機は多少の雨水や風にも耐えられるように設計されているので、泥汚れがひどい場合はホースなどで水を洗い流すこともできます。
ただし、室外機のウエアや正面からかけるようにして、下側から水をかけるなど、通常の雨ではありえない方向から水をかけてしまうと、故障の恐れがあるので注意してください。
◇室外機周辺の汚れ
室外機の周辺に枯葉やゴミなどが溜まると、それらが邪魔をして、冷暖房効率が悪くなり電気代が余計にかかってしまうことがあります。
そして、室外機の周辺には植木鉢や自転車などの異物は置かないようにし、枯葉やゴミを溜めないように定期的に掃き掃除をしてください。
◇フィン
室外機の側面や裏側には金属製の板がついています。
これはフィンと呼ばれるパーツで、熱交換の役割をします。
フィンの隙間に汚れが溜まってしまうと、冷暖房効率が一気に下がってしまいます。
掃除機で吸い取ったり、歯ブラシで汚れを掻き出したりするなどして定期的に掃除してください。
ただし、アルミ製のフィンは大変デリケートで少し力を入れるだけで変形してしまいます。
多少の変形は普通に使用していてもあり得ることなのでエアコンの動作に問題はありませんが、大きく変形してしまうと故障の原因となることもあります。
掃除の際は、変形させないように優しく丁寧に扱うようにしてください。
◇ドレンホース
室外機から伸びているホースはドレンホースと呼ばれる部品で、エアコン内部に発生した水分を外に流すためのホースです。
ドレンホースが詰まると、水分が排出できなくなるためエアコンの水漏れや故障の原因となる可能性があります。
予防するには、定期的にホースの中を見て、ゴミが詰まっていたら除去するようにしてください。
室外機のクリーニングを郷社へ依頼
室外機の構造は室内機以上であり、専門知識がない場合、自分でクリーニングをすることはやめておきましょう。
◇プロの業者に頼む際の注意点
複雑な構造をしている室外機の内部のクリーニングは、必ずプロに依頼する必要がありますが、以下のような場合はクリーニングを受け付けてくれないこともあります。
室外機が屋根置き・天井吊りの場合、年式が古かったり、複雑な構造だったりした場合、屋根に置かれていたり天井から吊るされていたりする室外機の場合、掃除をするのが難しいので受け付けていない事業者が多々あります。
また、その時にクリーニングを受け付けていない年式や機種は、事業者ごとで異なります。
依頼するときはあらかじめ室外機の設置状況と型番を事業者に伝えて、クリーニングが可能かどうかを確認しましょう。
◇室外機クリーニングの相場
室外機クリーニングの平均的な相場は次の通りです。
大体の事業者では室内機のクリーニングとセットでお願いすることが可能で、室外機単体のみで依頼する場合よりも安くなる可能性が高いです。
室外機のみをクリーニングしてもらうには、6000円から8000円というのが相場です。
室内機とセットでクリーニングを依頼する場合、10000円から13000円となり若干割安になります。
室外機の汚れと業者への依頼
エアコンの室外機のクリーニングも定期的に行うとエアコン自体の寿命が延びます。
◇室外機が汚れると、どんなデメリットがあるの?
エアコンの室外機が汚れると、熱の排出効率が悪くなります。
熱の排出効率が悪くなったエアコンを使うと、電気代が高くなり、動力の負荷がかかりすぎると、故障する確率が増えます。
電気代が急に高騰しだしたときが、室外機もクリーニングするひとつの目安です。
室外機をキレイに保つことで、エアコンの故障を防ぐことに役立ちます。
◇業者に、室外機もセットで頼むときの判断基準は?
エアコン本体(室内機)と違い、室外機はそれほど汚れるものではありません。
そもそも、外に設置されることが前提で作られているので、多少の汚れは問題ありません。
目安としては、室内機を掃除する5回に1回くらいは、室外機もセットでお願いすれば十分だと思います。
また、ご自分で定期的に、室外機を掃除できるなら、基本的に業者に頼む必要はないかと思います。
エアコンクリーニングはしtが息も作っているのがまとめ
室外機のクリーンニングの必要性や業者へ依頼するときの注意点について詳しく紹介してきました。
基本は必要ありませんが、時にクリーニングをしなければいけないとこがあるということが理解できたのではないでしょうか。
何かのトラブルが発生する前に室外機のクリーニングを行って対策を練っていきましょう。