エアコンは夏と冬に毎年使っているという人にカビ対策について詳しく説明していきます。
いくらきれいにエアコンクリーニングを行ったとしても、カビが生えてしまっては意味がありません。
そんなカビ防止策があればエアコンを長持ちさせることもできます。
エアコンのカビ防止策について詳しく説明します。
ぜひ参考にしてみてください。
目次
エアコン内部のカビを防止するクリーニング
エアコンは稼働しているときに、部屋の中の空気を吸い込みます。
その際に空気中のほこりも一緒に吸い込むため、使用しているうちにエアコンの内部にはほこりが溜まっていきます。
エアコンが汚れているとさまざまな不具合の原因となり、フィルターをはじめとする各部品の掃除は定期的に行わないといけません。
まずは、エアコンクリーニングはどのくらいの頻度で行うべきかをご紹介します。
◇フィルター掃除の頻度は1ヶ月に1~2回
エアコンのフィルターは、内部の機械が汚れないようにほこりを受け止めているので、ほかの部品より汚れやすくなります。
そのため、フィルター掃除の頻度は1か月に1~2回程度がベストな頻度です。
エアコンの使用頻度や使用時間が多くなったときは、掃除の頻度も多くする必要があります。
毎日、半日くらい運転しているという場合は1か月に2回程度の頻度でフィルターの掃除をすると、常にエアコンの調子をいい状態で保つことができます。
◇エアコンクリーニングは1年~2年に1回が目安
エアコンの本格的な掃除は、1年~2年に1回くらいを目安に行いましょう。
フィルターをこまめに掃除していたとしても、少しずつエアコン内部にはほこりなどの汚れがたまっていくので、できるだけ定期的に掃除をしておいたほうが安心です。
セルフクリーニングでは内部の奥の方の汚れまでは除去できないため、業者にエアコンクリーニングを依頼して本格的な洗浄を行うことをおすすめします。
エアコンをよく使う時期である夏場や冬は、エアコンクリーニングの依頼が集中しやすい時期となっています。
予約がたくさん入っているとすぐに対応できないこともあるため、スムーズにエアコンクリーニングをしたいときは繁忙期に依頼するのは避けたほうがいいでしょう。
エアコンクリーニングを依頼するのは、エアコンの使用頻度が低くなる春か秋の時期がおすすめです。
エアコンを本格的に稼働する夏や冬の前にきれいにしておけば、シーズン中は快適にエアコンを使い続けることができます。
カビ防止に
エアコン内にカビが生えないように防止するにはいくつか方法があります。
定期的な掃除をすることや、一部金材を塗布することなどがあります。
カビ防止策を詳しく見てみましょう。
◇一番の防カビ策は定期的なエアコン清掃
エアコン内部のカビ発生を抑えるためには防カビ剤を使う方法もありますが、それよりも大切なのは、エアコンに余計な水分やホコリを溜め込まないようにすることです。
そのためには、定期的にエアコンクリーニングをすることが一番の防カビ対策です。
エアコンを清潔にしたうえで、さらに継続してきれいにしたいと感じた時には、業者の意見も参考にしながら、防カビコーティングなどのオプションを検討するのも手です。
◇防カビサービスの扱いは業者によってさまざま
防カビ剤の効果について、エアコンクリーニングのプロの業者はどう考えているのでしょうか?
実は、防カビ剤の捉え方は、エアコンクリーニング業者によって変わってきます。
カビが生えにくくなるため、次回のエアコンクリーニングまで清潔に使用できると薦められる場合もあれば、防カビ効果を感じられるのは、せいぜい1ヶ月から3ヶ月程度という業者もあります。
あまり意味がないため、当社では防カビコーティングを行っていないという業者もあるようです。
中には、薬品や業者の作業員の技術によって、防カビの効き目は変わるので答えられないといった中立的な意見を言う業者もあります。
防カビ剤の効果については確実に断言できるものではなく、業者によって意見が分かれるようです。
また、防カビ剤には化学物質が多く含まれているため、体質によっては防カビ剤自体にアレルギー反応を起こしてしまうこともあります。
小さな子供や高齢の方が家庭にいる場合や、アレルギー体質の方は、使用に際して十分な注意が必要です。
プロにエアコンクリーニングを依頼するメリット
プロの業者にエアコンクリーニングを依頼した場合、料金は1台1万円前後が相場となります。
業者に依頼すると自分でやるより費用はかかりますが、エアコンを快適に使うためにも、本格的な掃除は業者に任せることをおすすめします。
ここでは、プロの業者にエアコンクリーニングを依頼するメリットについて紹介します。
◇.手間と時間がかからない
エアコンを自分で掃除する場合、高い位置のものを掃除して腕が疲れてしまう、ほこりだらけの部品をさわらなければならない、など手間のかかる作業が必要となります。
エアコン内部の掃除は年に1回程度とあまり機会もないため、慣れない作業をなかなか効率的に進められず時間がかかってしまうことも考えられます。
◇分解洗浄ができる
エアコンを自力で掃除できる部分は限られていて、奥の方に溜まった汚れまで落とし切るのは難しいです。
また、無理に掃除道具を差し込むとエアコンが破損するおそれもあります。
業者がエアコンクリーニングをする場合、掃除のやり方は基本的には分解洗浄とというのが一般的です。
エアコンのパーツを1つずつ、エアコン専用の高圧洗浄機で洗浄して、エアコンを傷つけることなく隅々まできれいにできます。
◇防カビ仕上げができる
クリーニングできれいになった状態を長持ちさせるために、エアコンに防カビコートを施すことができます。
エアコンにカビが発生すると、エアコンから不快な臭いがしたり、部屋にカビの菌が付着してしまう可能性があります。
そのため、防カビはエアコンを快適に使うための効果的な対策になります。
エアコン洗浄後に防カビ・抗菌コート剤を使うと逆にカビ増加
そもそも防カビコートや抗菌コートとは、何?といった人向けに説明します。
各社が取り扱っている、カビ抑制のコーティング剤の詳しい成分まではさすがに分かりませんが恐らく液体状で、噴霧や塗布後空気に触れると凝固して固まる石油系の添加物が配合されているコーティング剤です。
コーティング剤によっては色が付いているものなどあります。
また、独特な強い臭いがするものもあいます。
このコート剤をどのようにルームエアコンにコーティングするのか?というと、スプレーボトルや刷毛などでルームエアコンの熱交換器のアルミフィンや風を送り出すクロスフローファン部分へ噴霧するか、塗布します。
噴きつける、又は塗りつけるタイミングは室内機側のエアコン内部のホコリやカビを全て洗浄してからで、水気を拭き取りドライ運転や除湿運転を行ってある程度乾燥をさせてから噴霧、又は塗布します。
噴霧、塗布後は、ドライ運転などでエアコンを運転させてコーティング剤を乾燥させます。
コート剤によって防カビ、抗菌の効果があり有効期間がありますが、多くのものは、半年~1年くらいは効果があるようです。
このコート剤と呼ばれるものは液体です。
液体から固体へと乾燥させてエアコンのアルミフィンやファンにくっつけるようなイメージです。
元々が液体状のコーティング剤ですからそのコート剤は結露や梅雨の季節の湿度が高い時期にコート剤が落ちたり、剥がれてきたりしないの?という疑問がでてきます。
結論から言うと、水分に弱いため結露や水分が付くことでコート剤が剥がれ落ちる可能性はあります。
ホコリは部屋の中に無数に舞っているものです。
目に見えないホコリを含めると、部屋の中で人が移動する限り部屋の中には何かしらのホコリが舞っています。
人が服を着て布団、毛布、座布団、ソファーなどを部屋で使う限りどんなにこまめに掃除しても多少なりともホコリは舞います。
カビは密閉性が高く、発育するのに適した温度、結露の表面湿度が高い所の条件が整うとカビはホコリを媒介して繁殖します。
エアコンクリーニング時のカビ防止策!プロがおすすめの防止策とは?まとめ
エアコンクリーニングをすることでエアコン内部を掃除するだけではなく、クリーニング後にカビができるだけ発生しないように予防することにもなります。
カビ防止をすることに特化したエアコンクリーニングについて紹介してきましたが、どうしてもカビが発生しやすいという人におすすめの情報ばかりが記載されています。