エアコンを使っているとゴミやほこりが溜まってきて効きが悪くなることがあります。
その場合、エアコンの定期的なクリーニングが必要になります。
エアコンの効きが悪くなったらクリーニングの時期が近くなったと考えて間違いないでしょうか。
しかし、業者に依頼した場合、費用が高いために二の足を踏むことがありませんか?
エアコンクリーニングを1回依頼するだけで、相当高い料金を請求されます。
ただしそのまま放置していると効きが悪くなり、最悪故障することもあり得ます。
エアコンを買い替えた方が良い場合もあります。
その辺を詳しく紹介します。
目次
エアコンクリーニング料金が高い理由
エアコンクリーニングを依頼した時の料金は、1台あたり約1万円前後というのが相場です。
お掃除ロボットと呼ばれる機種では、エアコンクリーニング料金がなんと一気に2倍程度になります。
これを高いと思うか安いと思うか考え方次第ではないでしょうか。
◇なぜクリーニング料金が高額なのか?
あのコンパクトボディにフィルターを掃除するメカニズムを組み込んであるので、クリーニングの際に高圧洗浄しなければならないポイントまで到達するには、相当な数の部品を外さなければいけません。
昔のシンプルなエアコンとは違い、素人が下手に分解でもしようものなら、元に戻らなくなる可能性大があります。
そして多くの人が知らないのですが、実は自動お掃除機能が付いていても内部洗浄が必ず必要になってくる時期が来るということです。
いくらフィルターを定期的に掃除出来ていたとしても、臭いやカビの胞子は必ず内部にまで入り込み汚れや悪臭の元になります。
お掃除エアコンと言っても万全ではなく、機種によっては早くて3年で内部クリーニングをやったほうが良いのでは?という状況になることもあり得ます。
どうせ、定期的に業者のクリーニングをしなければならないのであるならば、いっそのこと普通の一般的な掃除機能なしを選んだほうが良いような気がします。
本体価格も安くて手ごろなものなら短い年数で買い替えも可能なので、電気代も省エネで有利かもしれません。
エアコンのクリーニングを業者に頼むメリット
エアコンクリーニングを行うといろいろなメリットがあります。
メリットについて詳しく見てみましょう。
◇隅々までしっかりと綺麗にしてくれる
できれば自分で全てクリーニングできるのであれば、費用も洗浄剤程度でほとんどかからないので、自分で掃除をするに越した事は無いのですが、プロに頼めば、素人ではできないような細かい部分まできれいにクリーニングしてくれます。
◇事故・ケガも心配
エアコンのほとんどは、高い位置に設置されています。
踏み台や脚立を使わなければ掃除ができない場合が多いでしょう。
そのため、慣れない人がエアコンの掃除をすると、部品の落下や脚立が転倒するなどの事故の危険性も考えなければいけなくなります。
◇なんといっても楽
業者がクリーニングするところをそばで見てるだけでいいので、掃除の気苦労や身体の疲れなどはもちろん全くありません。
むしろ、業者さんにお茶やジュースを提供してあげる余裕すら出てくるでしょう
エアコンクリーニングより買い替えがお得?
ご家庭のエアコンが設置してから10年以上経過しているなら、クリーニングをするのではなく思いきって買い替えすることをおすすめします。
◇プロならではの掃除手順
プロはどのようにクリーニングすれば、エアコンの最大効果が発揮できるか?の手順を知り尽くしています。
◇風速が改善する
クリーニングをした場合、まずエアコンの冷暖房の風の強さが増す・速くなります。
ほとんどの業者では、機械が故障しないようにしながら高圧洗浄によってエアコン内部にたまったカビやホコリを取り除きます。
そうすれば、エアコンの平均速度は約40%アップします。
◇カビ菌の排出が大幅に減少
通常自分でエアコンの掃除をした場合、表面のフィルターの掃除程度で、エアコン内部まで掃除をすることはありません。
カビはエアコン内部にたくさん発生していて、フィルターの掃除やスプレー洗剤を吹きかける程度では全く除去できません。
その点、業者に依頼すると分解してエアコン内部のフィンやファンまでも?きれいに清掃してくれるので、カビ菌はほとんど残りません。
◇冷暖房時の熱交換比率が改善
エアコン内部にまで掃除時の手がとフォクという事は、内部のゴミやほこり、そしてカビをほとんどきれいに除去してくれます。
カビが熱交換をするときに邪魔をする汚れやほこりなどが無くなれば、購入塩ほぼ同等の熱交換比率となります。
◇古いエアコンは買い替えを検討してみよう
エアコンはクリーニングを行えば購入時の効きを取り戻します。
ただし、年数が経つと新しい高機能エアコンが登場して電気代もかからないような優れたものが販売されてきています。
10年以上経過しているエアコンはクリーニングをするよりは、最新機種に買い替えた方が、電気代などもかからずに済むため、長い目で考えると安くなります。
という事で、エアコンは10年を目途にクリーニングをするのではなく買い替えをお勧めします。
エアコンの寿命!買い替えのサインは
エアコンの寿命は何年か、ご存知でしょうか?突然エアコンが壊れたとき、修理するか、買い替えるかのどちらにすべきか、迷うところです。
それでは、エアコンの寿命と買い替えを判断するときのポイントを紹介します。
◇エアコンに実平均寿命は?
2人以上の世帯でエアコンの平均寿命は13.5年というのが一般的です。
このうち、70.2%は故障が原因で買い替えているということがわかっています。
また単身の世帯では平均寿命が13.6年、66.3%が故障による買い替えとなっています。
◇買い替えを迷ったときは
エアコンのメーカーごとに、エアコンが故障したときに修理するために必要な性能部品の最低保有期間が定められています。
P社は10年、M社も10年、S社は9年となっています。
この、補修用性能部品の最低保有期間が終了すると、部品が無くなるために修理対応ができなくなり、故障した場合は買い替えが必要となります。
最低保有期間内にエアコンが故障した場合は、修理が可能です。
エアコン本体の保証期間は1年と短い場合がほとんどですが、圧縮機、冷却器、本体付属配管などの保証期間は5年ほどある場合が多いので、保証期間であるかどうかも考慮し、修理費用と買い替え費用を考慮して決めると良いでしょう。
◇できるだけ寿命を延ばすには
せっかくエアコンを購入しても、すぐに壊してしまったのではお金の無駄になってしまいます。
エアコンの使い方を見直して、機能を維持しながらベストの状態で使いましょう。
油が飛び散りやすい・ホコリっぽい・結露しやすいなど、汚れやすい環境で使う・お掃除をしないで、汚れが溜ったまま使うというような使い方をしているとエアコンの寿命を短くしてしまいます。
エアコンはこまめにお掃除するなどのメンテナンスをして、長く経済的に使うことが大切です。
◇エアコンのこんな買い替えサインに要注意!
エアコンをつけると異音がする
エアコンから異音がする、急に大きな音がするようになった時は、室内機の送風ファンの故障や室外機のコンプレッサーの故障の可能性がt高いです。
フィルターの目詰まりやルーバーの作動不良のように、掃除やメンテナンスで改善できることもあります。
室外機周りの異音は台座が不安定になっていて振動をしている場合などもあるので、点検をしてみましょう。
エアコンをつけると風が臭い
臭いがするときは、カビが発生している可能性が高いので、エアコン臭の元となるカビの発生はこまめにフィルター掃除などをしておくとある程度防げますが、フィルターの奥のファンや熱交換器周りにカビが発生している場合はプロの業者に依頼してクリーニングをしてもらう必要があります
冷えない・暖まらない
冷風・温風が出ない場合は、冷媒ガスが漏れている可能性が高いので、修理が必要となります。
フィルターがホコリで目詰まりして室内への送風がスムーズにいっていない場合もありますが、この状態を放置していると故障するリスクが高いので早めに、汚れやほこりを除去して改善するか確認しましょう。
室内機から水が漏れる
冷房時に室内機から水が漏れる場合は、まずドレンホースから水が出ているかどうかの確認をしましょう。
ドレンホースから水が出ていない場合は、ドレンホース上に障害物がないかどうか確認しましょう。
それでも解決しない場合は、ドレンホースの中の詰まり、折れ曲がりなどの可能性があるので、その場合は修理が必要となります。
エアコンのドレン水が排水されている場合は、室内機のエアフィルターが汚れることによって、内部の結露水が吹き出し口から漏れている場合があります。
その場合は、フィルターの手入れが必要になります。
エアコンの操作ができない
電源が入らない、風向や温度の調節ができない、冷暖房の切り替えができないなど、エアコンの操作ができない場合には、エアコン本体に不具合が起きている場合と、リモコン自体に不具合が起きている場合があります。
エアコンクリーニングは高いの?買い替えた方がいいの?まとめ
エアコンクリーニングを業者に依頼した場合なぜ高いのか、そのへんを詳しく説明してきました。
それでも、古いエアコンの場合であれば、買い替えも視野に入れて選択をした方が良いときもあることが分かったのではないでしょうか。