エアコンをつけるとホコリっぽい・カビ臭い・嫌な臭いがする・黒い埃のようなものが飛んでくる、このような経験をされた方はたくさんいると思います。
このようなトラブルを解決するためにもエアコンクリーニングをしっかりと行ってきれいな状態を保つことが大切です。
そんな、エアコンクリーニングをするときや業者に依頼するときの注意点などについても説明します。
目次
エアコンクリーニングを業者に依頼するとどうなる
エアコンクリーニングを業者に依頼するときの選び方について詳しく紹介します。
◇エアコンの汚れを解決するには業者に依頼
業者のエアコンクリーニングとは、専用の高圧洗浄機を使用してエアコン内部を分解し洗浄するサービスです。
エアコンのフィルターを掃除しても、嫌な臭いがしたりエアコンの効きが悪く感じるのはエアコンの内部がカビやホコリで汚れていることがh所とんどの原因です。
これを解決するにはプロのエアコン掃除がどうしても必要になります。
現在、エアコンクリーニング業者はたくさんいます。
ハウスクリーニング業者、空調関係の業者、メーカーのクリーニング部隊から、大手家電店の下請け業者、ホームセンターの下請け業者等々「エアコンクリーニング」とネットで検索するとものすごい数の業者さんが検索結果に表示されます。
この膨大な数の業者さんの中からどの業者さんを選んだらよいのか悩むことでしょう。
業者選びの目安としては、まずエアコンクリーニングの料金ではないでしょうか。
少しでも安いお店、激安店もたくさんありますが、それらのお店よりも高い料金のお店もあります。
大事なことはその料金の差が何なのかを調べることです。
また「エアコンクリーニング」と検索するよりもお住いの地域名も同時に検索することもお勧めです。
例えば、東京都でしたら、「エアコンクリーニング 品川区」などと入力して検索します。
こうすることで品川区近辺の業者さんが一斉に絞られランダムに表示されるので地域が限定されて業者が選びやすくなります。
◇アコンクリーニングは実は業者によっていろいろ
エアコンの下や周辺に水や汚れが飛び散らないようにしっかりと防水シートを敷き、エアコン本体を洗浄するために専用カバーを取り付けます。
業者ならではの特殊なエアコン専用の洗浄液をエアコンの隅々にスプレーで噴霧し、エアコン用高圧洗浄機で水洗いをします。
汚れた汚水が送風口から流れる様子を見ることができるので、エアコン内部がきれいになっていくのが実感できます。
また、分解したパネルカバーやフィルターなどもきれいに洗浄し、元通りに取り付けていき作業完了となります。
エアコンクリーニングで注意しなければいけないこと
エアコンクリーニングを行うときに注意しなければいけないことが何点かあります。
その注意点を詳しく説明します。
◇注意点:エアコン専用の洗浄液
当然、メーカーが販売している専用液なのですが、種類はいろいろあります。
通常は、苛性ソーダのような強アルカリ洗剤が含まれた洗浄液を使用するのですが、これはとても強く、即効性がありクリーニングの作業時間を大幅に短縮できます。
そのため、短時間で作業を終了できるメリットはありますが、酸性の中和剤を噴霧してから水洗いを十分にしなければ、エアコンの心臓部であるラジエターが汚れやカビなどでゆくゆくは腐食していくので注意が必要です。
エアコンのフィルターを外した際に現れる銀色の機械部分がラジエターです。
ここは熱交換器とも言って、エアコンが吸い込んだ空気を冷風にしたり暖風にしたりするエアコンの大事な心臓部になります。
このアルミ製のラジエターで、使われているアルミは強アルカリ洗剤で溶けて腐食していきます。
そのため強アルカリ洗剤でエアコンクリーニングを強行した場合、酸性のリンス剤を使って傷んだアルミ製のラジエターを中和処理を行い、元のアルミの状態に戻してあげないとラジエターが傷んでしまいます。
◇注意点:強い洗剤分がエアコンに残っている
エアコンをつけた時にそれらも一緒にお部屋に送風されるのであまり体に良くありません。
実際にお客様宅で、エアコンクリーニングを頼んで1週間ぐらい目がチカチカした、というお話を聞いてびっくりしたことがあります。
また、何年か前からエコブームになり、現在は、エコ洗剤を使用して作業している業者はたくさんいます。
エコ洗剤とは言っても種類によりますが、基本的にはラジエターも傷めず環境にもやさしいという洗剤です。
エアコンクリーニングの料金は
エアコンクリーニングの料金の違いは、洗剤の種類と作業内容によるところが大きいと思っていて間違いありません。
業者によって、エアコンクリーニングは1年の中で一番稼げるクリーニング作業になります。
近年、テレビやネットでエアコンクリーニングの必要性が世間に知れ渡り、5月中旬から8月初め位までは依頼が殺到しているようです。
業者さんによってはこの時期のエアコンクリーニングの売り上げだけで年間清掃売り上げの8割や9割を占めるという人達もいます。
業界ではこの時期のことを「エアコン祭り」と言われる所以でもあります。
そのため、いかにエアコンクリーニングのシーズンに依頼を取るか、激安価格でいかに数を取るかの競争になり、お客さんの取り合いになります。
1人で1日に5台、6台作業する人もいます。
1台の単価が激安価格であれば、当然1日の作業数を増やして売上額を上げる必要があります。
またスタッフ数が足りない場合は、この時期アルバイトを使って何とか乗り切るという業者はたくさんあります。
またお客様宅でよくお聞きしますのは、以前頼んだ業者さんは1人で来て1時間以内で終わって帰ったということです。
これにつきましては業者さんそれぞれの考え方がありますので否定もできません。
エアコンを購入するときから注意
エアコンは使えば使うほどエアコン内はカビで汚れていきます。
それはなぜかといいうと、エアコンは掃除機と似ていてエアコン上部からお部屋の空気を吸い込んで下の送風口から冷風や温風を吐き出す仕組みになっています。
その時吸い込まれた部屋の埃やヤニ、花粉、空気中の雑菌、ウィルスなどはエアコン内に蓄積していき、その後それらがカビのえさとなります。
エアコンは冷房運転や、除湿・ドライ運転時のエアコン内部は、結露水でいっぱいになり、適度な温度と湿度でカビが繁殖しやすい条件が整いすぎています。
これは高機能エアコンや掃除機能付エアコンでも仕組みは同じなのでエアコンを使用すれば使用するほど内部にカビが繁殖していきます。
更に高機能エアコンや掃除機能付エアコンの場合はエアコン内部の仕組みが複雑になり、それらの部品などは年数がたてばたつほど埃とカビでいっぱいに埋め尽くされます。
例えばエアコン内についているマイナスイオンやプラズマイオン発生器などもクリーニングをしないでいるとカビだらけになり臭いもでます。
部屋の空気を浄化するマイナスイオンやプラズマイオンの発生器自体がカビで汚れていては部屋を清浄するどころではなく本末転倒だと思います。
エアコンクリーニングを自力で行うときの注意点!業者の選び方!まとめ
エアコンクリーニングをするときの注意点や、業者に依頼するときの注意点などを詳しく説明してきました。
効率的なエアコンクリーニングは、エアコンを購入するときからすでに始まっていて、価格だけでエアコンを購入するのではなく、その後のメンテナンスも考えて購入するようにしましょう。