エアコンクリーニングは、あくまでも地域ごとに大手業者と中小業者、そして個人業者などがたくさんあります。
その中で地域別に考えるとどの形態の業者にエアコンクリーニングを依頼した方が良いのか迷うところです。
大手業者から個人業者までどの形態の業者に依頼するのが良いのかを詳しく見ていきます。
エアコンクリーニングを依頼するときの目安にしてください。
目次
エアコン清掃を大手に頼むことのメリットとデメリット
エアコンクリーニング業者には大手業者と地域密着型の小規模業者などがあります。
大手業者に依頼するときのメリットとデメリットを見てみましょう。
◇大手に依頼するメリット
ハウスクリーニングの大手企業となると、フランチャイズ制をとっていて、地域ごとにFCとして参加する企業を募って経営しているケースが多いです。
ハウスクリーニングに限らず、フランチャイズの基本的な考え方は全国どこでも同じ品質のサービス・商品を同じ価格で提供することが出来るというものです。
従って、これが大手へ依頼する一番のメリットとなります。
フランチャイズと言えばコンビニが真っ先に思い浮かぶと思いますが、飲食店関係に多い営業形態です。
数え上げたらキリが無いくらいたくさんのフランチャイズ経営があります。
当然ハウスクリーニング業界もフランチャイズが主流なので、全国どこでも同じ掃除を同じ価格で提供してくれます。
そのため、転勤が多かったりする方は、引っ越し先でも一から業者を選び直す必要が無く、近くの店舗を選んでから電話するだけでいいので、かなり業者を探す労力を減らすことが出来るのがメリットでもあります。
業者選びというのは、信頼できるところを選ぼうと思うと結構骨が折れます。
他のメリットとしては、やはり何か問題が発生した時に、文句を言いやすいという事ではないでしょうか。
フランチャイズなので、必ずフランチャイズ加盟店を統括する本部があります。
気に入らないことがあれば、とりあえず本部に連絡すれば対応してもらえます。
理不尽なことや感情的なことを言っても、フランチャイズ本部は無視できないので、一応は対応してくれます。
フランチャイズ加盟店側の立場としては、ちゃんと対応しないと本部からの何かしらのペナルティを受ける可能性があるので、言いがかり的な苦情にも対応しなければいけません。
具体的なペナルティとしては、本部へ掃除の依頼の電話をしてきたお客さんを回してもらえなくなるとか、本部に呼ばれて罰則として研修的なものを受けなくてはいけなくなるなどです。
といっても、後者は繰り返し異なるお客から同一加盟店へのクレームが入る場合だけでとなるでしょう。
◇大手に依頼するデメリット
大手に頼むことのデメリットとしては、そもそものサービス内容のレベルが低いという事です。
特にO社の店舗についていえることなのですが、O社の加盟店はオーナー一人で経営しているところがほとんどです。
なかには夫婦二人だったり、パートアルバイトを2,3人雇っているところもありますが、割合的には非常に稀なケースです。
掃除なら簡単そうだから、という理由でO社の加盟店になった、という人も非常に多いので、加盟店の中には機械関係が苦手、もしくは全く駄目という人も結構います。
先ほど書いたように、フランチャイズはどこに頼んでも同一のサービスを提供出来ることが原則なので、本部から作業手順や作業内容などもマニュアルで決められています。
ところが、エアコンは細かい仕様違いなんかも入れると、何百種類もあるので、全てをマニュアルにすることなんて到底無理な話です。
そうなると、当然、現場での臨機応変な対応が求められるわけですが、機械が苦手な人にはこの対応が出来ません。
エアコンクリーニングをする際は、まず外装カバーや風向ルーバーを外して、フィルター掃除ユニットを外したあと、水や洗剤がかかってはまずい箇所にビニール(、洗浄カバーなどを使って養生をしていきます。
これでやっとエアコンを洗浄することが出来る状態になります。
ところが、機械が苦手な人は元に戻せなくなるという恐怖が付きまとうので、ちょっと複雑だったりわからなかったりすると、取り外すべき部品やフィルター掃除ユニット全体、ひどい場合は外装カバーまで取り外さずに洗浄をすることもあります。
お客さんに素直に話せばまだいいのですが、そうすると料金を下げないといけなくなってしまいます
中小のエアコンクリーニング業者や個人業者はどうなの?
大手もあれば、個人で運営している業者もあります。
そして、その中間の規模で、会社として運営している業者もあります。
個人業者と中小クリーニング業者については、業者ごとに正直レベルの差がありすぎて、ひとくくりに表現することはできないのが現状です。
個人でやっている人の中には、全くの我流の好ましくない作業をしているところも多々見受けられます。
そこまでいかなくとも、非常に雑な作業をする業者から、機械いじりが好きで非常に知識も豊富な上、丁寧な作業をする業者までいるのが個人業者の特徴ではないでしょうか。
中小クリーニング業者の中には、空調設備の工事やメンテナンスまでやっている空調専門の業者、ハウスクリーニングの業者でメニューの一つとして行っている業者とに分かれます。
空調設備の工事までする業者のなかには、室内機を壁から取り外しての作業を勧めてくるところもありますが、その場合は高額料金となります。
予算に余裕があるのならいいですが、そんなことに高いお金を払うなら、エアコンクリーニングの頻度を多くしたほうが、絶対にコストパフォーマンスが高い可能性があります。
確かに、修理なども行っている業者であれば故障時の対応も安心できるのでしょうが、高額な業務用エアコンのクリーニングをメインで請け負っていることが多いので、実は一般家庭でのルームエアコンの洗浄は苦手としているところが多かったりします。
請負金額が安い・気を遣う・業務用より部品が細かい上に多い、という理由がそうなっているようです。
気になるエアコンクリーニングの価格は、高い順に並べると中小空調設備業者が一番高く、次に大手フランチャイズそして中小ハウスクリーニング業者、最後に個人とという順番になります。
エアコンクリーニングはどこに依頼すべき?
クリーニング業者の中でもあまりお勧めしない業者は何でも屋と言われる業者です。
廃品回収からハウスクリーニング全般、そのほかいろいろな雑用を引き受ける、いわゆる便利屋です。
専門が特にないため、この手の業者だけは避けたほうがいいというのが本当のところでしょう。
餅は餅屋といいますが、あまり手広くやりすぎていると知識や技術習熟度が足りなくなるのは当然のことです。
しかも、彼らの仕事で一番多いのは廃品処分・粗大ごみ処分というのが実情でしょう。
捨てるものなので当然扱いも雑になります。
普段物を雑に扱っているのに、掃除のときだけ丁寧に扱うなんて、そう簡単にできることではありません。
どこに頼めば正解という事は基本ありませんが、あたりの業者を探して気に入ったところに依頼するしかないでしょう。
そのためには、いざ依頼してエアコンクリーニングをしてもらうとなったら、作業風景を観察しておくという事をお勧めします。
掃除してもらっても、必ず汚れてまたお願いする機会があるはずです。
クリーニング前と後の電気料金の違い
やっぱり業者に依頼すると、綺麗になることは分かりました。
ただ、綺麗になるだけで、本当に電気料金が安くなるのか、仮にその12,000円の中で、夏場のエアコンが58%を占めているとするとエアコンだけの電気代は、6,960円。
それがエアコンが綺麗になると、15%安くなるから1か月1,044円安くなることになります。
エアコンをよく使うのは、夏場の7月~9月だけと考えても、1,044円×3か月=3,132円となります。
業者にエアコンクリーニングを依頼して綺麗にしてもらうと、電気代が高くなるというのは説明したけど、全てを業者任せではなく。
自分でできる事もあります。
環境省は2週間に一度は、節電の為にエアコンのフィルターの掃除をすることを推奨しています。
エアコンのフィルターが目詰まりしてしまうと、無駄な電気を使ってしまいます。
冷房時で約4%、暖房時で約6%の節電になるようです。
エアコンクリーニングは大手業者がお得なの?まとめ
エアコンクリーニングを行う上で大手業者から個人業者まで様々な形態のクリーニング業者の特徴やメリット、デメリットについて詳しく説明してきました。
今からエアコンクリーニングを依頼しようと考えている人はぜひ参考にされてみてください。